三井造船/米国TraPac, LLC向け自動化コンテナクレーン3基を納入 物流関連商品 2023.06.17 2016年12月07日米国/TraPac, LLC向け自動化コンテナクレーン3基を納入米国西海岸初のターミナル(港湾)自動化に貢献 三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)は、このほど、米国子会社のPACECO CORP.を通じて、株式会社商船三井の米国子会社のTraPac, LLC(カリフォルニア州ウィルミントン)に鉄道ヤード用自動化コンテナクレーン3基を引渡しました。 TraPac, LLCは、カリフォルニア州のオークランド港・ロサンゼルス港、フロリダ州のジャクソンビル港にてコンテナターミナルを運営するターミナルオペレーターです。 今回納入した自動化コンテナクレーンは、ロサンゼルス港の同社ターミナル内に設置された鉄道ヤード用の門型クレーンです。 本クレーン上には運転室は無く、岸壁クレーンから無人搬送車で運ばれてきたコンテナを、陸側にある鉄道ヤード内において、遠隔・自動でダブルスタック(2段積み)される鉄道貨車へ積み込み・積み降ろしの出来る荷役機能を持っています。 積み込み・積み下ろしされる鉄道貨車周りは、コーン着脱他の地上作業員および保守要員の安全を確認しながらターミナル内遠隔操作室から遠隔運転を行います。 1990年代から世界各地で自動化コンテナターミナルが建設されてきましたが、TraPac, LLCのロサンゼルス港ターミナルは、米国西海岸で初となる自動化ターミナルで、本クレーンの整備に伴い、岸壁クレーン下から鉄道ヤードまでの一貫した自動化システムの構築に貢献できるものと期待されています。 三井造船は、1997年に世界初の天井式自動化コンテナクレーンをシンガポール港に納入し、2005年には自動化コンテナターミナルの荷役効率向上に欠かせないコンテナターミナルマネジメントシステムを名古屋港に納入するなど、ハード・ソフトのみならずアフターサービスを含めたコンテナターミナルのトータルシステム企業として事業展開しています。