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日機装/宮崎市に航空部品の新工場を建設

SCM・製造拠点 2023.06.17

新工場の建設に関するお知らせ

 当社は、平成28年11月25日付の取締役会において、宮崎県宮崎市における新工場の建設について決議しましたので、下記のとおりお知らせします。

     記

1.新工場建設の目的
 当社の航空宇宙事業本部は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を用いた航空機用部品の製造・販売を行っており、主力製品であるCFRP製ジェットエンジン逆噴射装置用部品「カスケード」は、昭和58年に世界で初めて開発に成功して以来、現在では世界の民間航空機市場をほぼ独占するに至っています。

 世界的な航空機需要の高まりを背景とした「カスケード」の増産需要に対応するため、新工場の建設により生産能力の拡大を図ります。また、主翼部品等、様々な航空機部品の新規受注に対応し、生産技術の高度化と生産量の拡大を通じて、事業のさらなる拡大を進めてまいります。新工場は当社全額出資による子会社を通じて運営する予定です。

2.新工場の概要
(1)所在地
 宮崎県宮崎市高岡町高浜 宮崎ハイテク工業団地

(2)敷地面積
 約122,000m2

(3)総投資額
 平成33年度末までに、総額170億円を予定
 【初期投資】
  ・土地取得 約13億円
  ・管理棟・航空宇宙工場建設 約112億円

 【追加投資】
  ・インダストリアル工場建設 約45億円

(4)資金計画
 自己資金および借入金等により充当

(5)主な取扱品目
 「カスケード」等、炭素繊維強化プラスチック製航空機部品のほか、将来的には、産業向け特殊ポンプ・システムを予定

(6)従業員数
 平成33年度末までに、500名を予定

3.取得の相手先の概要
【土地】
(1)相手先名称
 宮崎市土地開発公社

(2)住所
 宮崎県宮崎市高洲町2番地11号

 なお、当社と相手先との間には、記載すべき資本関係、人的および取引関係はありません。

4.今後の日程
(1)取締役会決議
 平成28年11月25日

(2)土地売買契約締結
 平成28年11月(予定)

(3)着工
 平成29年3月(予定)

(4)操業開始
 平成30年3月(予定)

5.今後の見通し
 今回建設する新工場は、当社における国内最大規模の生産拠点となります。航空宇宙事業の「カスケード」およびその他の航空機用部品の生産工場として操業開始する予定ですが、将来的には他事業分野の工場立地も検討しています。産業向け特殊ポンプ・システムを取扱うインダストリアル事業等を含め、当社事業全般における生産活動の高度化・拡大の基幹工場として育成する方針です。

 なお、当該子会社による操業開始は平成30年3月を予定しており、当期連結業績への影響は軽微であります。今後開示すべき事項が生じた場合には、速やかに開示いたします。

以上

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