物流ニュース

バンガロールは古くからインド国防産業の中心地で、航空、宇宙開発、建築、土木、工作機械、電子機器、バイオテクノロジー等のハイテク産業を中心に発展してきました。1991年以降の経済自由化により、欧米のIT関連企業の集積が加速し、現在では「インドのシリコンバレー」と呼ばれています。日本からの投資は、IT関連企業の他に、二輪・四輪メーカーの進出に伴い、輸送機器部品関連企業の進出が著しく、2015年10月時点の邦人企業数は300社を超え、2008年から比べて2倍以上に増えています。また、近年ではチェンナイ・バンガロール間産業大動脈（CBIC）構想を日印両政府が協力して推進し、港湾施設が整っているチェンナイとの物流インフラの整備を積極的に行っていることから、日本のみならず海外からの投資が増え、国際都市として発展し続けています。

この度、日系企業の進出が著しいバンガロールに拠点を新たに開設し、お客様に身近な海外引越や生活支援サービスを展開すると共に、当社の強みである「製造」「梱包」「物流」を一体化したプロダクツロジスティクス事業と、アジア・アセアンのネットワークを活用した貿易物流事業の拡大を目指します。

ヤマトロジスティクスインド株式会社は、2008年3月に設立したヤマトアジア株式会社の100％出資子会社で、日本及びアジア・アセアンのネットワークとインド国内ネットワークをリンクさせた海上・航空貨物一貫輸送サービスや、インドで製造業を営むお客様の調達から出荷（生産を除く）までの物流業務を一括で受託し、「梱包」を中心とした高い輸送品質を提供するインハウスロジスティクス事業を行ってきました。また、日本からの赴任者の海外引越や現地での生活を支援するサービスも行っています。