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国土交通省/国際航空分野の温室効果ガス排出削減制度への参加を決定

グリーン物流(環境) 2023.06.17

国際航空分野の温室効果ガス排出削減制度への参加を決定

平成28年9月20日

 国土交通省は、国際航空分野における温室効果ガス削減の対策の1つとして、国際民間航空機関(ICAO)において検討されている、市場メカニズムを活用した全世界的な排出削減制度(Global Market-Based Measures:GMBM)への参加を決定しました。

1.背景

  国際航空分野の温室効果ガス排出削減については、ICAOの場において、グローバル削減目標([1]燃料効率を毎年2%改善、[2]2020年以降総排出量を増加させない)を定め、新技術の導入、運航方式の改善、代替燃料の活用に加え、市場メカニズムを活用した世界的な排出削減制度(GMBM)を構築するべく検討を進めてきました。
 今般、本年9月27日から10月7日に開催予定の次回(第39回)総会において、GMBMの導入が議論される見込みとなっています。

 

2.制度への参加について

 GMBMの具体的な制度内容については、これまで、専門家やハイレベルの会合における議論を通じ、骨格は固まってきています。
 制度開始当初の2021年~2026年の間は、自発的に参加する国同士を結ぶ飛行ルートを対象に適用される見込みであり、加盟国は参加の意思の有無についてICAOより照会されています。既に、米・中・欧州諸国等が参加の意思を表明しています。
 我が国としては、国際航空分野で責任ある役割を有しており、また地球温暖化対策に積極的に取り組む必要があることから、同制度へ参加することを決定しました。
 今後、来るICAO総会において、本制度の具体的内容について成案を得て、できるだけ多くの国が本制度に参加するよう、関係各国と連携して取り組んでまいります。

3.今後の予定

平成28年9月27日(火)~10月7日(金):第39回ICAO総会
平成33年以降:本制度に基づく削減義務がスタート  

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