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パスコ/物流業界向け、業務効率と顧客サービス向上に、危機対応力向上の機能を充実、「PASCO Location Service」 機能を強化してサービス開始

物流システム 2023.06.17

物流業界向け、業務効率と顧客サービス向上に、危機対応力向上の機能を充実

「PASCO Location Service」 機能を強化してサービス開始

株式会社パスコ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:古川 顕一 、以下:パスコ)は、物流業界向 けに輸配送業務の効率化と品質向上を目的に、ドライバーや車両の状態を管理する「動態管理」と配送ル ートの最適化を図る「配送計画」機能を兼ね備えたロジスティクス支援サービス「LogiSTAR(ロジスタ ー)」シリーズを提供しています。 このたび、「LogiSTAR」シリーズの1つである動態管理「PASCO Location Service(パスコロケー ションサービス)、略称:PLS」の危機管理機能を強化し、10 月1 日より提供を開始します。

■背景

物流業界では、ドライバーの不足や高齢化、配送手法の多様化に伴う配送業務の効率化、配送コストの 最適化のほか、災害時においても計画通りに荷物を目的地に届けると言う社会的使命を果たすための危機 対応能力の向上に取り組んでいます。地震や津波、ゲリラ豪雨や雪害などによる道路インフラへの被害は 物流に大きなダメージを与えます。これらの影響を最小限に抑え顧客サービスを保持するためには、的確 な現状把握に加えて、危険性の事前予測に基づく早期判断と対策が必要となります。 パスコは、このような物流業界の解題解決に空間情報と ICT(情報通信技術)を融合したサービスの提 供により支援しています。

■「PASCO Location Service」の概要

本サービスは、車両やドライバーなどの移動体の現在地と作業状況をセンター側で一括管理し、業務の 効率化と顧客サービスの向上を図るクラウドサービスです。パスコが提供する「LogiSTAR シリーズ」の 配送計画機能などとの連携により、物流業界の配送品質の向上や業務改善をトータルに支援しています。 2005 年のサービス開始以来、多くのお客様からのご要望に応え機能を強化し、より使い易く、求められ る情報を的確に提供するサービスへと進化し続けています。今回の機能強化により、業務の効率化、顧客 サービス向上に加え、危機対応能力の向上を図るクラウドサービスへと進化しました。 これまで「PASCO Location Service」に搭載していた渋滞情報やプローブデータを活用した通行実 績路線情報などの提供機能に、気候変動に伴い近年増大する自然災害リスク情報の提供機能を強化しまし た。 なお、今回搭載する機能は、災害リスク情報サービスとして実績がある「DR-Info(ディーアールイン フォ)」の機能を「PASCO Location Service」のオプションとして実装するものです。 以下に強化した主な機能をご紹介します。

1) 通行規制情報を提供

プローブデータを利用した通行実績のある路線情報の提供に加え、日本道路交通情報センター (JARTIC)から提供される道路交通情報を用いて、通行止めなどの通行規制情報を地図上に可視化 します。運行管理者は、通行規制情報をもとに適切な運行判断・指示を行えるようになります。

2) 危険性予測情報を提供

豪雨・強風により発生する道路通行止め、土砂災害、内水氾濫の危険性を 6 時間先まで予測し、 画面のヘッダー部に、アラートマークを表示します。そのほか、対象の箇所を地図上に可視化する とともに、詳細情報をリスト情報として表示します。運行管理者は、事前の予測情報をもとに適切 な運行判断・指示が行えるようになります。 なお、本新機能の搭載に関しては、9 月13 日(火)から東京ビッグサイトで開催する「国際物流総合展 2016」(http://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/)にてご紹介します。

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