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住友商事/武蔵精密工業と欧州の自動車用鍛造部品事業への共同出資に基本合意

SCM・製造拠点 2023.06.17

欧州における自動車用鍛造部品事業への共同出資に関する基本合意について

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村邦晴、以下「住友商事」)と武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下「武蔵精密工業」)は、武蔵精密工業が全株式を保有しているドイツの大手自動車部品メーカーHay Holding GmbH(ハイ・ホールディング、以下「Hay」)の株式を住友商事が25パーセント取得することに基本合意しました。
 
Hayは、欧州を中心に9拠点を展開し、主要完成車メーカーおよびサプライヤーと強固な取引関係を持つ欧州最大手の鍛造・機械加工メーカーです。また、Hayは、トランスミッションギアなどのパワートレイン(注)関連部品の高速熱間鍛造による価格競争力に強みを持ち、安定的な成長が続く欧州の自動車市場のみならず、中国市場での需要増を捉えることで、今後大きな成長が見込まれます。
 
武蔵精密工業は、四輪車・二輪車メーカー向けにエンジン、ギア関連および足回りなどの部品製造、販売を行っており、11カ国21拠点にてグローバルに生産を展開しています。
 
住友商事は、自動車関連事業をコア事業の一つに位置付けており、完成車の流通・販売や四輪車・二輪車に使用される鋼材販売事業に加え、自動車関連金融事業などにも取り組んでいます。また、これまで顧客であった日系完成車メーカー・部品メーカーとの協業による完成車・部品製造事業への進出を推進しています。こうした取り組みを通じて顧客の課題解決に寄与することで、パートナーシップを強化し、共に新しい価値を創造することを目指しています。
 
武蔵精密工業および住友商事は、Hayの長期にわたる持続的な成長に向け、武蔵精密工業の技術力と住友商事の自動車関連事業のプラットフォームを活用することで、Hayの事業価値をさらに向上していきます。これまで武蔵精密工業と住友商事が鋼材取引において30年超にわたり築いてきた信頼関係を基軸に、それぞれの強みを生かしたシナジーの創出に共同して取り組んでいきます。
 
(注)パワートレイン:トランスミッションやデファレンシャルギア等の、エンジン/モーターからの駆動力を伝達する装置類の総称。

■Hay Holding GmbHの会社概要

(1) 名称 Hay Holding GmbH
(2) 所在地 Haystraße 7-13 55566 Bad Sobernheim, Germany
(3) 代表者の役職・氏名 Bernd Gottschalk, Chairman of the advisory board
Ralph Onken, Managing director
Nobert Loers, Managing director
(4) 事業内容 自動車部品等の製造・販売事業を行う子会社の株式保有
(5) 資本金 136,800ユーロ
(6) 設立年月日 2011年9月16日
(7) 従業員数 約2,600名
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