東洋埠頭/売上高は前年比4・7%減、経常利益は前年比8・6%増(平成29年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) ) 決算短信 2023.06.17 平成29年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 29年3月期第1四半期 8,048 △4.7 479 5.3 526 8.6 356 17.8 28年3月期第1四半期 8,443 0.1 455 8.7 484 17.0 302 40.5 (注)包括利益 29年3月期第1四半期 94百万円 (△83.6%) 28年3月期第1四半期 572百万円 (75.4%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第1四半期連結累計期間の埠頭・倉庫業界は、荷動きが低迷し、厳しい経営環 境で推移しました。 当社グループは、グループ各社の連携を強化し、営業の拡大、経営基盤の強化、 社会的責任の向上に取り組んでまいりました。 国内総合物流事業では、保管残高が減少し、取扱数量も貨物全般に前年を下回り ました。また、国際物流事業では、ロシア経済の低迷により厳しい状況が継続しま した。この結果、営業収入は前年同期を下回りました。 一方、業務の改善に努め、また原油価格の下落による燃料費の減少等があり、営 業利益は前年同期を上回りました。これに加えて、支払利息の減少等があったこと から、経常利益も前年同期を上回りました。以上の結果、法人税率の引き下げ効果 もあり、最終利益は前年同期を大きく上回りました。 当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、営業収入は80億 4千8百万円(前年同期比3億9千5百万円、4.7%の減収)、営業利益は4億 7千9百万円(前年同期比2千3百万円、5 .3 % の 増 益 )、 経 常 利 益 は 5 億 2 千 6百万円(前年同期比4千1百万円、8.6%の増益)、親会社株主に帰属する四半 期純利益は3億5千6百万円(前年同期比5千3百万円、17.8%の増益)となり ました。 セグメントの概況は次のとおりです。 ○ 国内総合物流事業 国内総合物流事業の営業収入は、75億7千4百万円、前年同期比4.6%の減収 となりましたが、業務改善や、燃料費の減少等により、営業利益は4億5千2百万円、 前年同期比6.0%の増益となりました。 ≪倉 庫 業≫ 倉庫業の営業収入は、26億3千6百万円、前年同期比2.6%の減収となりました。 入出庫数量は、93万トン(前年同期93万トン)でした。普通倉庫貨物は、合成 樹脂、大豆、木材等は増加しましたが、米、タイヤ原料、紙製品、ワイン等は減少し ました。輸入青果物は、キウイ、トロピカルフルーツは増加しましたが、バナナ、柑 橘類は減少しました。冷蔵倉庫貨物は、農産物、水産物等は増加しましたが、畜産物、 冷凍食品は減少しました。 平均保管残高は、27万トン(前年同期31万トン)でした。麦が大幅に減少した ほか、米、タイヤ原料等も減少しました。 ≪港湾運送業≫ 港湾運送業の営業収入は、17億7千7百万円、前年同期比5.1%の減収となりま した。 ばら積み貨物の取扱数量は、108万トン(前年同期115万トン)でした。石炭 や、昨年7月より開始したバイオマス発電用燃料の取扱いが増加しましたが、残土や ガラス原料、穀物類の取扱いが大きく減少しました。 コンテナ取扱数量は、46千TEU(前年同期45千TEU)でした。川崎港、常 陸那珂港の取扱いは増加しましたが、志布志港の取扱いは減少しました。 ≪自動車運送業≫ 自動車運送業の営業収入は、13億8千8百万円、前年同期比4.2%の減収となり ました。 自動車運送業務は、全般的な荷動きの低迷により取扱いが減少しました。 ≪その他の業務≫ その他の業務の営業収入は、17億7千2百万円、前年同期比7.3%の減収となり ました。 施設賃貸及び工場構内作業は前年同期を上回ったものの、輸入貨物の取扱いが減少 し、これに伴う収入が減少しました。 ○ 国際物流事業 国際物流事業の営業収入は、5億5千8百万円、前年同期比3.2%の減収、営業利 益は2千4百万円、前年同期比6.6%の減益となりました。 当社グループは、主力であるロシア以外の欧米やアジアにおける輸出入貨物の取扱 い増加に取組みましたが、ロシア国内の倉庫、運送業務が低迷しました。 (略)