国土交通省/中小規模の海運事業者が取り組みやすい津波対策を推進 物流全般 2023.06.17 船舶津波避難のための新たなマニュアル「津波対応シート」を策定~中小規模の海運事業者が取り組みやすい津波対策を推進します~ 平成28年7月15日 国土交通省海事局では、船舶の津波避難対策の一環として、中小規模の海運事業者の皆様が簡単に作成できるマニュアル「津波対応シート」を公表します。 1.背景 津波対策について、国土交通省では東日本大震災後、船舶の津波避難対策を検討し、その結果を受けて、「船舶運航事業者における津波避難マニュアル作成の手引き」を平成26年3月に策定しました。 さらに、昨年6月には「モデル的なマニュアル(簡易マニュアル様式)」を公表し、広く内航・外航船舶の海運事業者に対してマニュアル作成を働きかけてきました。 しかしながら、海運事業者の約9割を占める中小規模の事業者においては、簡易マニュアル様式を用いても、作成は容易ではなく負担となっています。 このため、穴埋めすることでさらに簡単に作成できる「津波対応シート」を公表し、多くの事業者にマニュアルの普及、作成を働きかけてまいります。 2.「津波対応シート」の内容 船舶が津波対応行動をとる上で必要最小限の重要なポイントを、「貨物船用」と「旅客船用」の2種類に分けてまとめたものです。 「津波対応シート」は、あくまでも例示なので、各船舶の運航状況に合わせて、改良して利用できます。 なお、「津波対応シート」は関連資料とともに、国土交通省のHPに掲載します。 船舶における津波避難対策について :http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_mn6_000003.html 3.今後の予定等 今後、「海の日」、「防災の日」、「津波防災の日」等の機会を捉え、多くの事業者での津波対策の実施を推進してまいります。 また、全国各地において、記入方法等に関する説明会を実施する予定であり、併せて各地方運輸局等では相談窓口を設けます。 さらに、既にマニュアルを作成した事業者に対しては、マニュアルの見直し、訓練の実施等を引き続き推進し、事業者に応じた必要な協力・支援を実施していきます。 添付資料 船舶津波避難のための新たなマニュアル「津波対応シート」を策定(報道発表資料)(PDF形式:115KB) 参考資料(PDF形式:379KB)