日本貨物鉄道/「運転支援システム(PRANETS)」を更新
「運転支援システム(PRANETS)」の更新について
当社は、貨物列車の位置をリアルタイムで把握し、走行中の運転士に運転を支援する情報を 伝え、「安全・安定輸送」をサポートするシステムとして、平成20年に「運転支援システム (PRANETS)」を開発・導入しましたが、今般、そのシステムの更新を行うこととしました。 近年、貨物の正確・迅速な位置情報の提供が必須となるなか、開発当時より進歩した情報通 信技術を取り入れ、システムの安定性や情報提供の正確性の向上を図ることで、走行中の貨物 列車の位置情報のきめ細かな提供の実施等、より一層サービスアップを行うことが可能となり ます。 当社では今後も、貨物列車の運行に関して、安全・安定輸送、ならびにサービスの向上に努 めてまいります。
1.「運転支援システム(PRANETS)」の概要(別紙1参照)
機関車の運転席に設置したモニター画面や音声により、運転士に徐行区間の予告や制限 速度注意喚起等を行う「運転士支援機能」と、GPSにより測位される列車の位置情報等を 収集し、列車位置情報提供システムに位置情報、遅れ時分等の提供を行う「列車位置情報把 握機能」の二つの機能を持つシステムです。
※ PRANETS(プラネッツ):Positioning system for RAil NETwork and Safety operating
2.更新の概要(別紙2参照)
(1)端末・機器の更新と簡素化
(2)アプリケーションプログラムの新しいOSへの対応
(3)機関車位置発信の二重化
(4)列車番号の補完入力への対応
(5)運転支援データの順次ダウンロード方式への変更
(6)機能拡張への対応
3.更新の効果
(1)安全・安定輸送のさらなる向上が図られます。
(2)貨物の正確な位置情報を途切れなく提供することが可能となります。
4.実施時期 平成29年4月以降順次
(略)
以下、別紙含めた詳細は下記アドレスを参照ください。