UPS/フランスで1億ドル(約102億円)以上を投じて物流拠点を建設 物流不動産・施設 2023.06.17 【国際物流UPS】フランスにおける大型設備投資を発表 プレス・リリース 1億ドル(約102億円)以上を投じて物流拠点を建設 【2016年6月28日】国際総合物流のUPS(本社:米国ジョージ州アトランタ)は、フランスのコルベイユ=エソンヌ/エブリーに小口貨物仕分け・集配施設を建設すると発表し、このほど正式な定礎式を行いました。記念式典にはフランス首相、コルベイユ=エソンヌ市長、エブリー市長などの要人が参加しました。同施設への投資額は1億ドル(約102億円)以上で、2018年第1四半期の開設を予定しています。新施設は、現在稼動中の2つの施設を統合する拠点として建設され、新たに100人を超える雇用を創出する見通しです。同施設は、配達までの輸送時間を短縮するUPSの自動小口貨物仕分け技術のショーケースとなります。 ※1ドル=102円換算 UPSフランスのマネージング・ディレクター、マイク・ハレルは次のように述べています。「フランスはUPSが重視する市場の一つであり、パリ郊外南部における新施設の建設は、当社のフランスおよび欧州諸国に対するコミットメントを示しています。コルベイユ=エソンヌとエブリーはエソンヌ地域における経済活動の二つの中心地であり、様々な規模の企業が2,000社以上も集まっています。UPSはこれらの企業に、統合されたネットワークを活用した域外市場への迅速なアクセスを提供することで、ビジネスの成長をサポートいたします。」 パリ郊外南部に新たに建設する仕分け・集配施設は、チリー=マザランおよびサヴィニーで稼働中の小口貨物および大口なフレート輸送に使用している小規模な施設を統合するものです。新施設は、3万平方メートルの作業エリアを備え、950人の従業員を収容する予定です。先進技術の導入により1時間あたり3万7,000個の小口貨物を仕分けることが可能で、124カ所の荷積み/荷降ろし口を使用し、125台のUPS輸送トラックを収容可能な駐車スペースを備えています。 UPS欧州地域プレジデントのナンド・セサローンは次のように述べています。「当社は欧州の成長の可能性について前向きな見方をしています。当社のフランスにおける投資として最大規模となる今回の施設建設は、欧州で現在進めている総額20億ドルの投資プログラムの一環です。Eコマースとクロスボーダービジネスの拡大を背景に、当社は最も経済的なクロスボーダーサービスの輸送日数を、フランスを含む欧州19カ国で最大2日短縮しています。今日の世界経済では国際貿易こそが現実的な成長機会であり、当社のお客様はそうした中で成功を収めるための手段の一つとして当社の輸送ネットワークを活用されています。」 フランスのマニュエル・バルス首相は次のように述べています。「UPSがコルベイユ=エソンヌ/エブリーに新たなハブを建設することで、フランスの企業、とくに中小企業はより効率的な物流サービスの恩恵を受ける事ができます。これは輸出を容易にし、新たな市場の獲得につながります。」 新施設はコルベイユ=エソンヌとエブリーの2つの地方自治体に建設されます。エブリーのフランソワ・チョア市長は次のように述べています。「世界トップの物流企業であるUPSがパリ郊外南部のコルベイユ=エソンヌとエブリーの間に位置するセーヌ=エソンヌ=セナートに建設する新たなセンターでありアンカーポイントは、当地域に発展機会をもたらすだけでなく、企業にとって魅力的な地域であることを証明しています。当地域の強みを示し、さらに高めていくために2つの自治体が協力した成果をより強固にするものです。またこれは、当地域がロジスティックス・イノベーションのハブとして認識されることも示しています。新たなセンターの建設開始と、『Contract of National Interest』への調印は、この強みを証明するものです。企業のニーズに常に耳を傾けつつ、雇用の創出につなげるべく、この方向性を継続していきたいと考えています。」 コルベイユ=エソンヌのジャン・ピエール・ベシュティ市長は、「今回の投資と雇用創出の決定は、当地域が魅力的な投資先であることを示しています。これは地域の労働市場にとって朗報です」と述べています。 UPSは今年2月に2,800万ドルを投じたセンターをリヨン・ジョナージュに開設しました。さらに「UPS Standard」配達日指定サービスの輸送時間を24-48時間短縮する欧州ネットワークのアップグレードを行っています。このサービスは、欧州内のクロスボーダー輸送における最も経済的なサービスで、フランスのオンライン・ショップの間で高い評価を得ています。「当社は30年以上にわたり、フランス経済に積極的に貢献してきました。当社のフランスにおける一連の投資は、当社を信頼して毎日ご利用いただいているフランス企業に対する当社のコミットメントを示しています。」(マイク・ハレル) UPSの新施設は、国際認証LEED(Leadership in Energy and Environmental Design:エネルギーおよび環境設計におけるリーダーシップ)のシルバー認証取得の要件を満たすものです。新センターでは電気自動車や天然ガス車両、および再生可能エネルギーの活用も予定しています。 UPSはフランスで1985年からサービスを提供しており、フランス国内の6空港(ボルドー、リヨン、マルセーユ、パリ=ロワシー(シャルル・ド・ゴール)、レンヌ、ツールーズ)を利用しています。さらに、フランス国内で53カ所の小口貨物・サプライチェーンセンターを有し、約2,600人の従業員を雇用しています。UPSフランスの陸上輸送ネットワークでは650台以上の輸送車両を使用しており、4,000カ所の UPS Access Point®を設置しています。 UPSについて UPSはロジスティクスのグローバルリーダーとして、小口貨物からフレートまでの輸送をはじめ、国際貿易の円滑化やビジネスをより効率的に進めるための先進テクノロジーなど、幅広いソリューションを世界220以上の国や地域で提供しています。本社所在地は米国アトランタです。UPSのウェブサイトはUPS.comでご覧いただけます。