富士通テン/通信型ドライブレコーダーを使った「安全運転管理テレマティクスサービス」を新発売 物流システム 2023.06.17 社有車の安全運転支援を簡単・リーズナブルに実現通信型ドライブレコーダーを使った「安全運転管理テレマティクスサービス」を新発売 2016年5月16日富士通テン株式会社 富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:山中 明)は、通信型ドライブレコーダー「G500Lite」を使い安全運転を支援する「安全運転管理テレマティクスサービス」を6月1日より発売します。 専門知識をもった運行管理者のいない企業様においても、簡単・リーズナブルに安全運転管理が行えます。新サービスは、「富士通フォーラム2016」(2016年5月19日(木曜日)20日(金曜日) 、於:東京国際フォーラム)に出展します。 【主な特長】 1.通信型ドライブレコーダーとクラウドが連携。 「計画」「記録」「解析」から「教育・学習」までトータルサポート 急ブレーキや急ハンドル、車両のふらつきや前方車両との距離など運転状況をクラウドに自動収集。簡単操作で個人の運転特性を解析して運転診断書や改善点のコメントを自動で作成したり、過去の運転データを基に改善項目と目標値の推奨値を自動で設定したりするなど、安全運転の計画から教育までをサポートします。 2.センター解析技術で事故リスクの高いヒヤリハット地点を見える化 3.通信型ドライブレコーダー「G500Lite」は高温や振動など過酷な車載環境に対応した車載品質設計 【開発背景】 企業にとって交通事故は、経済的な損失だけでなく、社会的な信用喪失など事業機会損失にもつながります。近年、ISO39001(*1)が発行されるなど、タクシーやバス、トラックなど運送事業者だけでなく、様々な企業で広く安全運転管理への意識が高まっております。 当社は、2005年からドライブレコーダーをタクシーやバス、トラック事業者に対して提供し、運行管理者の方が効果的、効率的な管理ができるよう分析ツールを提供し、安全運転管理を支援してきました。この度、これまで蓄積してきた業務用ドライブレコーダーのノウハウと富士通グループの自動車向けクラウド基盤、ビッグデータ解析技術を組み合わせることで、運行管理者のいない営業車やサービス車などを保有する企業においても、専門知識をもった管理者なしにより簡単でリーズナブルに安全運転管理が行えるサービスを提供します。 富士通テンは、これからも「人」「クルマ」「社会」のデータをつなぎ合わせて、お客様一人ひとりに合わせた新たな価値を提供する「Future Link®」コンセプトに基づいて、事業を展開してまいります。 【新商品の主な特長】 1.通信型ドライブレコーダーとクラウドが連携。 「計画」「記録」「解析」から「教育・学習」までトータルサポート 計画/記録/解析/教育・学習を期単位で管理し、各ドライバーを評価することが可能です。 通信型ドライブレコーダーから収集した運転特性データを基に、車両のふらつきや前方車両との距離、急ハンドルなど、各ドライバーの運転状況を解析し、安全運転の診断書を自動で作成したり、ランキング表示したりすることが可能です。また、この診断結果からポイントごとに詳細な分析と改善点を自動でコメントします。指導すべきポイントについては、そのポイントごとに教育ツールを管理者※向けに用意。ドライバーの特性に応じた教育が可能で、ドライバーはe-learningで学習できます。これらにより、管理者は一箇所から全国一元管理を行うことも可能です。 ※本システムの想定する管理者とは、ドライバーの上司や総務、車両管理部門担当者などを想定しています <計画する> 安全運転計画表 ・安全運転計画 過去の運転データを基に改善項目と目標値の推奨値を自動で設定します。また、定性的な目標管理を行えるようテキスト入力で任意の目標を設定できます。内容は管理者が共有してコメントを入力できるので、管理者とドライバーのコミュニケーションを促進し、安全運転意識の向上につながります。 <記録する> 安全運転診断表 ・データ記録 ドライバーが免許証をICカードリーダーにタッチして運転を開始するだけで、車両の位置、ふらつきや車間距離、急ハンドルや急ブレーキ、動態などのデータが、通信機能により自動でクラウドセンターへ送信されます。これにより車に関わらずドライバー個人のデータを収集でき、業務終了後にデータをパソコンにダウンロードする手間も省けます。 ・映像記録 常時映像を記録しており、衝撃等を検知した際にその前後含む20秒間の映像を記録します。(注)映像データはクラウドセンターへ自動送信されません。 <解析する> ふらつき/車間距離分布解析 ・安全運転診断 ドライバーの特性データを基に診断を行い、各項目を採点し、ランキングやコメントを表示します。 ・ふらつき/車間距離分布解析 速度帯や時間帯ごとのふらつきや車間距離の分布を表示し、客観的なデータによる安全教育が行えます。 ・画像自動解析 衝撃を検知して記録された保有車両の膨大な映像データは、クラウドセンターに収集され、事故につながる危険度の高いヒヤリハット映像を自動で抽出し、飛び出しなどの要因が強調されます。これまで目視で確認して探し出していた管理者の負担を大幅に軽減します。 (注)映像データはクラウドセンターへ自動送信されません。 <学習する> KY資料作成支援画面 ・KY資料(危険予知トレーニング用資料)作成支援 画像自動解析結果のヒヤリハット画像から教育用資料を簡単に作成することが可能です。ここで作成した資料はe-learningでドライバーに提供します。また受講結果も確認することが可能です。 <その他> 動態管理画面 ・動態管理機能特定した車両の現在位置と走行軌跡を確認することが可能です。 ・異常通知メール事故の恐れのある強い衝撃を検知した際に管理者にメールで通知します。もしもの際の事故対応を支援します。 2.センター解析技術で事故リスクの高いヒヤリハット地点を見える化 本サービスを利用する全ての車両の走行データや映像データを蓄積・解析することで、事故リスクの高い地点を抽出し、ヒヤリハットマップを作成します。将来的にはドライバーの性別や年齢など、属性に応じた注意喚起を行うことで事故防止につながるサービスを提供していきます。 ヒヤリハットマップ ・ヒヤリハットマップ 単に急ブレーキの地点を表示するだけではなく、飛び出しや追突など具体的な要因別にデータが蓄積されます。これらは時間帯や要因、自社のみなど表示を切替えて確認することが可能です。また、このヒヤリハット地点に近づいた際、車載機は音声ガイダンスで要因ごとに注意喚起を行います。 3.温度、振動など過酷な車載環境に対応した車載品質設計の通信型ドライブレコーダー 高温・低温、頻繁な振動など、過酷な車載環境でも安心して使用できるよう設計されています。さらに車速測定では、GPSを使用して測定する一般的なドライブレコーダーとは異なり、車両から直接車速データを取得するため、より高精度な運転の挙動把握ができます。 無線通信ユニットを搭載しているため、リアルタイムにドライバーの運転特性データを収集できます。また、ICカードリーダーにより免許証でドライバーの個人認証を行うとともに、免許証の携帯忘れや有効期限切れを予防します。 4.充実のアフターサポート ・5年保証 車載機の取付けから5年間製品の保証を行います。・専用コールセンター 車載機の使用方法だけでなく、アプリの使用や故障に関する問い合わせなどを行う専用コールセンターを開設します。 【価格】 月額サービス利用料 SDS-T500 2,200円/台・月 車載機 DRU-T500(本体パッケージ) オープン価格 DCM-T500(通信ユニット) オープン価格 ICR-T500(ICカードリーダー) オープン価格 【車載機の主な仕様】 項目 内容 形状W×H×D 本体:99 x 113 x24 カメラ:27 x 39 x 26 通信モジュール:50 x 70 x 16 電源電圧 12V/24V 車共用 標準カメラ 1/2.7インチカラーCMOS(100万画素) 画角 水平110°×垂直70° 記録方式 イベント+常時 フレームレート※1 28fps 付属SDカード Micro SDカード(8GB) 記録時間(最大)※1 高画質:約110分 / 標準:約165分 / 長時間:約300分 記録件数 イベント記録:50件(内、マニュアル記録:5件) 通信での画像回収 ○(3件/月・台) 音声ガイダンス ○ 白線検知 ○(ふらつき注意喚起) 車間検知 ○(データ記録のみ) 取得信号線 ACC/+B/GND/イグニッション/車速/ウィンカーLR 品質基準 車載品質 ※1:オプションカメラ接続時には仕様が変更となります。 【注釈】 (*1)ISO39001:道路交通安全マネジメントシステムに関する国際規格