UPS/過去最高の第1四半期EPSを達成 決算短信 2023.06.17 UPS、過去最高の第1四半期EPSを達成 プレス・リリース UPS、過去最高の第1四半期EPSを達成 【2016年5月2日】 UPS、過去最高の第1四半期EPSを達成 国際小口貨物部門の営業利益は15%急増 米国国内小口貨物部門では、貨物1個あたり費用の1.9%低下により、営業利益率が拡大 売上高の伸びは、フューエル・サーチャージと為替の変化によって鈍化 2016年通期のEPSガイダンスは5.70-5.90ドルを維持 UPS(NYSE:UPS)は、2016年第1四半期の業績を発表しました。調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は前年同期比13%増加の1.27ドルとなりました。米国国内小口貨物部門と国際小口貨物部門が共にけん引して、第1四半期としては過去最高の結果となりました。国際小口貨物部門の営業利益は15%増の5億7,400万ドルとなりました。米国国内小口貨物部門では、売上高の堅実な伸びと、生産性向上による貨物1個当たり費用の低下によって、営業利益率が拡大しました。 総売上高は、前年同期比で3.2%増加して144億ドルとなりました。売上高の伸びは、フューエル・サーチャージと為替レートの低下によって鈍化しました。為替調整後ベースでは、売上高は3.7%の増加となりました。フューエル・サーチャージの低下によって増収率が約150ベーシスポイント押し下げられました。 UPSの最高経営責任者(CEO)であるデビッド・アブニーは次のように述べています。「当社は引き続き、長期企業戦略の全ての領域で計画を順調に推し進めています。売上高の増加に、投資の加速による恩恵が組み合わさったことが、第1四半期に好調な業績をもたらしています」。 キャッシュフロー3月31日を末日とする3カ月間において、UPSは27億ドルの営業活動によるキャッシュフローと、22億ドルのフリーキャッシュフローを生成しました。1株当たりで対前年比6.8%増となる約6億7,000万ドルの配当を行うとともに、約6億8,000万ドルで680万株の自社株買い戻しも実施しました。 米国国内小口貨物部門第1四半期の米国国内の営業利益は7.6%増加して11億ドルとなり、営業利益率は50ベーシスポイント上昇して12.1%となりました。テクノロジーに支えられた生産性改善に燃料費の低下が相まって、貨物1個あたり費用は前年同期比1.9%削減されました。 総売上高は前年同期比3.1%増加して91億ドルとなりました。1日あたり平均配達個数は、部門全体で2.8%の増加となり、「Ground」サービスでは3.3%の増加、「UPS Next Day Air」では3.0%の増加となりました。eコマース分野における旺盛な需要が、B to C(企業対消費者)関連貨物の取扱量の急成長に寄与しました。 貨物1個あたり売上高は1.3%減少しました。基本料金の改善が、フューエル・サーチャージの低下と、サービス構成や顧客構成の変化によって相殺されました。フューエル・サーチャージのレート低下により、イールドの伸び率は120ベーシスポイント低下しました。 国際小口貨物部門国際小口貨物部門の第1四半期の営業利益は15%以上増加して5億7,400万ドルとなり、全地域で業績が改善しました。統制のとれた価格設定とネットワークの効率化も収益性向上に寄与しました。 売上高は1.9%の減少となりましたが、為替調整後ベースでは前年同期比横ばいでした。フューエル・サーチャージの低下が売上高を約200ベーシスポイント押し下げました。1日あたり輸出取扱量は、アジアおよび欧州発の増加が米国発の輸出の減少で相殺され、小幅な増加となりました。第1四半期は、ミドルマーケット顧客による取扱量の伸びが、エンタープライズ顧客による取扱量の伸びを上回りました。 貨物1個あたり売上高は、為替調整後ベースで1.6%の増加となりました。基本料金は全地域で改善しましたが、フューエル・サーチャージのレートの変化により、その影響は低下しました。プレミアムサービスの伸びが非プレミアムサービスの伸びを上回りました。 サプライチェーン/フレート部門サプライチェーン/フレート部門の売上高は10%以上増加して24億ドルとなりました。これは主に、2015年第3四半期のコヨーテ・ロジスティクス社の買収が原因です。営業利益は予想を上回りましたが、前年を若干下回りました。エアフレート・フォワーディングと陸上混載輸送(LTL)市場の軟調な環境が、増収率を押し下げました。 フォワーディング事業は、収益の質の向上と営業費用削減に注力したことで、営業利益率が上昇しました。市場が引き続き軟調であるにもかかわらず、アセットライトなトラック貨物ブローカー事業の業績は好調です UPS FreightのハンドレッドウェイトあたりLTLの売上高は前年同期比2.1%増加しました。総取扱量は現在の市場環境によって厳しい状況が続いています。同事業は引き続き、規律ある収益管理に注力しています。 今後の見通しUPSの最高財務責任者(CFO)であるリチャード・ペレツは次のように述べています。「収益管理施策と輸送ネットワークの効率改善が、営業利益の大幅な成長をけん引しています。この勢いが続くと予想されるため、2016年通期の希薄化後EPSガイダンスは、2015年の調整後EPSに対して5-9%増の5.70-5.90ドルを維持します」。 UPSについてUPSはロジスティクスのグローバルリーダーとして、小口貨物からフレートまでの輸送をはじめ、国際貿易の円滑化やビジネスをより効率的に進めるための先進テクノロジーなど、幅広いソリューションを世界220以上の国や地域で提供しています。本社所在地は米国アトランタです。UPSのウェブサイトはUPS.comでご覧いただけます。