日本航空/国際貨物はトンキロベースで前年比1・7%減(平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 28年3月期 1,336,661 △0.6 209,192 16.4 209,219 19.4 174,468 17.1 27年3月期 1,344,711 2.7 179,689 7.7 175,275 11.2 149,045 △10.3 (注)包括利益 28年3月期 110,773百万円 (△27.0%) 27年3月期 151,768百万円 (△13.9%) (略) (1)経営成績に関する分析 当連結会計年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続い ており、個人消費は総じてみれば底堅い動きとなりました。海外経済については、中国をはじめとするアジア 新興国等において一部に弱さが見られましたが、米国をはじめとして、全般的には回復傾向にありました。他 方で、当社の旅客収入に影響を与える訪日旅客数は、前年同期比45.6%増と大幅に増加し、2,135万9千人と なりました。また、当社の燃料調達コスト、国際線旅客および国際線貨物収入に影響を与える原油価格につい ては、前年と比較して低水準で推移しましたが、米ドルの為替レートについては、円安傾向が継続いたしまし た。当社はこのような経済状況のもと、平成27年2月18日に発表しました「JALグループ中期経営計画ローリ ングプラン2015」で掲げた目標を達成するべく、安全運航の堅持を基盤としたうえで、JALフィロソフィと部 門別採算制度によって採算意識を高め、経営の効率化を図り、お客さまに最高のサービスを提供できるよう努 めました。 以上の結果、当連結会計年度の営業収益は1兆3,366億円(前年同期比0.6%減少)、営業費用は1兆1,274 億円(前年同期比3.2%減少)となり、営業利益は2,091億円(前年同期比16.4%増加)、経常利益は2,092億 円(前年同期比19.4%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,744億円(前年同期比17.1%増加)とな りました。 セグメントの業績は、次のとおりです。 <航空運送事業セグメント> 当連結会計年度における航空運送事業の実績については、営業収益は1兆2,052億円(前年同期比0.7%増 加)、営業利益は1,908億円(前年同期比18.1%増加)となりました。(営業収益及び営業利益はセグメント 間連結消去前数値です。) 詳細は、次のとおりです (国際線) (略) 国際線貨物においては、日本発着の総需要が前年を下回るなか、三国間経由貨物を効率的に取り込むことで着実に需要 を確保し、収入の最大化に努めました。加えて、従来よりも定温維持能力の高い新型のコンテナや自動車の完成車輸送を 可能とする器材を自社開発するなど、付加価値貨物輸送商品のラインナップを拡充しました。 以上の結果、当期の輸送実績については有償貨物トン・キロベースで前年同期比1.7%の減少となり、収入については 前年同期比10.0%減少の542億円となりました。 (国内線) (略) 国内線貨物においては、当社の供給量は減少しましたが、積極的な販売活動に加え、限られたスペースを有効活用する べく、貨物スペースの管理方法を工夫し、前年を上回る需要を確保しました。 以上の結果、当期の輸送実績については有償貨物トン・キロベースで前年同期比1.8%の増加となり、収入については 前年同期比3.8%減少の233億円となりました。 (略)