日本通運/韓国日通、「釜山グローバルロジスティクスセンター」の竣工式を4月15日に実施 物流不動産・施設 2023.06.17 韓国日通、「釜山グローバルロジスティクスセンター」の竣工式を4月15日に実施 2016年4月20日 当社の現地法人韓国日本通運株式会社(社長:鳥本信二、以下 韓国日通)は、4月15日(金)に釜山新港熊東背後団地の自由貿易地域(FTZ)で「釜山グローバルロジスティクスセンター」の竣工式を開催しました。 (竣工式の様子) 【同センターの特徴】 「世界有数のハブ拠点」に立地 釜山港は、博多港・北九州港等が200km圏内、松江が400km圏内と距離的に近く、日本との航路数が週当たり57航路と豊富です。また、同センターは北コンテナターミナル(稼働中)と西コンテナターミナル(今後稼働予定)の中間にあり、新港と旧港を結ぶ幹線道路や市内に向かうバイパスからも近いアクセスの容易な場所に位置します。 税制面での様々なメリット 韓国日通を代理店とした「※非居住者在庫」管理が可能です。韓国内で営業活動を行わず、物品等の保管・引き渡し業務だけであれば、課税対象外となる一方、保管中の流通加工や転売は可能、という仕組み。 保税貨物の保管期限が無いため、関税を支払わないまま、長期間の保管が可能です。 貨物の滅却処理する際も関税が不要です。 【新倉庫建設の背景】 釜山港はコンテナ取扱数量が世界第6位と東アジア有数の海運物流ハブ拠点で、特に中継貨物の取扱が45%と非常に高い、という特徴があります。したがって、韓国発着貨物の取扱だけでなく、輸出入貨物のハブ拠点としての運用が可能です。 当社はすでに釜山港で15,285㎡の倉庫を運用していますが、引き続き、医薬品・繊維アパレルなど多様なお客様から多くのお問い合わせを頂いております。一方で、自動車、通販関連など既存事業の取扱数量も今後増加が見込まれており、その補完拠点としての運用も踏まえ、自社拠点の新設に至りました。 新倉庫の建設で、韓国日通の倉庫は10棟、59,627㎡、となります。当社は、今後も高品質なロジスティクスサービスを提供し、お客様のグローバルビジネスをサポートしてまいります。 【新倉庫の概要】 住所 : 大韓民国慶尚南道昌原市鎭海区新港8路393 構造 : 鉄骨・鉄筋コンクリート造 3階 敷地面積 : 33,738.00m2 建築面積 : 18,680.96m2(内訳) 普通倉庫 : 13,564m2(4,103坪) 流通加工スペース : 1,516m2(459坪) 定温倉庫(2~25℃) : 380m2(115坪) 定温倉庫(10~25℃) : 561m2(170坪) 危険品倉庫 : 192m2(58坪) 事務所 : 3階建て1,228m2(371坪) 主要設備 : 低床・高床ホーム、オーバーヘッド型天井クレーン2基(5t、10t)非常用発電機、太陽光発電装置 (外観写真) (建物レイアウトイメージ) 【ご参考】 以下のページで、釜山港を活用した当社グループの物流事例を紹介しておりますので、ご参照ください。