出光興産/SPS樹脂「ザレック」の生産能力を増強について SCM・製造拠点 2023.06.17 SPS樹脂「ザレック™」の生産能力増強について 2016年1月25日 出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:月岡 隆)は、シンジオタクチックポリスチレン樹脂(以下SPS、商品名:「ザレック™」)の生産能力を増強致します。 SPSは当社が1985年にメタロセン触媒技術を用いて世界初の合成に成功し、1997年に工業化したエンジニアリングプラスチックです。低比重で、耐熱性・耐熱水性・耐薬品性・電気特性(電気絶縁性・高周波特性)に優れ、自動車電装部品(PCBコネクタ、高電圧部品、ミリ波レーダー)を中心に、モバイル機器や家電製品の部品、電子レンジ調理器具、工業用フィルムなどに用いられています。 近年、新たな用途開発が進み、需要が年率約10%で伸長していることから、千葉工場(千葉県市原市)にあるSPS製造装置の生産能力を増強します。完工予定は2016年4月で、生産能力は従来の7,000トン/年から9,000トン/年となります。 当社は、今後も安定供給に向けた生産体制の強化と事業の拡大を進めてまいります。 参考資料(PDF:108 KB)