商船三井/「SMBCサステイナビリティ評価融資」で最上位評価を取得 グリーン物流(環境) 2023.06.17 「SMBCサステイナビリティ評価融資」で最上位評価を取得 株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、このたび株式会社三井住友銀行(頭取:國部毅、本店:東京都千代田区)の「SMBCサステイナビリティ評価融資」(注1)において最上位評価を取得し、同評価に基づく融資を受けました。 商船三井は、ESG(注2)側面における以下3項目において、網羅性に優れた情報開示とサステイナビリティ(注3)への取組みの両面で高く評価されました。 事業活動における環境負荷軽減内外連結グループ会社における環境負荷を網羅的に把握。単位輸送当たりのCO2排出量削減に向けて、環境配慮型船舶における技術面での取組みを年々進化させているとともに、Eco Sailingの徹底など運航面での取組みも継続している。また、国際的な環境規制に先駆けて、NOx、SOx排出量の削減に取組んでいるほか、条約発効に先駆けたバラスト水処理装置の設置など生物多様性保全に向けた取組みを着実に実施している。 安全運航の徹底/輸送品質の改善安全運航の実現に向けて、安全運航支援センター(SOSC)を設置するなど運航体制を強化している。また、コンテナ船部門では、輸送品質を測る指標(Key Performance Indicator(KPI))の1つとして「定時到着率」の目標値を設定し、継続的な向上を図っている。 CSRマネジメントグローバル人材や船員の育成・教育への取組みに加え、女性活躍推進の体制整備がなされている。また、経営トップが気候変動などのグローバルな社会的課題に取り組む姿勢を明確に示している。 商船三井グループは、ステークホルダーの皆さまに当社グループの取り組みについてより深くご理解を頂くべく、今後もESG側面の情報開示とサステイナビリティへの取り組みを積極的に行っていきます。 また、世界の人々の暮らしや産業を支えるという海運が担う社会的使命のもと、世界最高水準の安全運航、地球環境保全への貢献などを通じて、海運企業としての社会的責任を果たしていきます。 風圧抵抗を低減する風防を備えたコンテナ船 運航船の動静、気象・海象を監視する安全運航支援センター(SOSC) デルフト工科大学 海洋工学専攻の学生との意見交換会 (注1) 「SMBCサステイナビリティ評価融資」:株式会社三井住友銀行が株式会社日本総合研究所と作成した独自の評価基準に基づき企業のESG側面の情報開示とサステイナビリティへの取組みなどを評価し、評価結果に応じた融資条件を設定するものです。 (注2) ESG:環境(Environmental)、社会(Social)、企業統治(Corporate Governance)の頭文字を取ったもの。いずれの側面も企業が事業活動を展開するにあたり、配慮や責任を求められる重要課題です。 (注3) サステイナビリティ(sustainability):「持続可能性」を意味し、地球社会から企業活動まで、様々な状況において使用される用語です。一般的に、企業のサステイナビリティというとき、地球環境や社会の持続的な発展に貢献しつつ、その上で自社が社会に認められ長期的に繁栄するために不可欠な企業の取り組みを指します。