商船三井/AR航海情報表示システムが日本海事協会のイノベーションエンドースメント認証を取得 物流システム 2023.06.17 AR航海情報表示システムが日本海事協会のイノベーションエンドースメント認証を取得 2022年09月02日 株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、社長:古野幸男、以下「古野電気」)と共同開発したAR航海情報表示システム(製品名:ARナビゲーションシステム、註1)に対して、一般財団法人日本海事協会(以下「ClassNK」)の革新技術を対象とした新たな認証サービス「イノベーションエンドースメント」における、P&S(製品・ソリューション)認証(註2)を取得しました。 AR航海情報表示システムは、AR(Augmented Reality:拡張現実)技術を用いてカメラのリアルタイム映像と航海情報を重ねて表示させることで、航海中の乗組員の見張りや操船などを視覚的にサポートするシステムです。 ARナビゲーションシステムの重畳表示イメージ 「イノベーションエンドースメント」における製品・ソリューション認証は、その普及、発展を促すことで、海上における環境保全や安全性の一層の向上に寄与する製品を対象に、船級協会であるClassNKが認証するものです。今般、デジタル技術を活用した本製品の船舶の安全運航の向上に資する機能が確認され、認証を取得するに至りました。AR航海情報表示システムは、既に商船三井グループが運航する船舶への搭載を随時進めていますが、本認証取得を契機として今後さらに搭載船を拡大していく予定です。 商船三井は、引き続き安全運航を最優先に、AR航海情報表示システムを含め、海上交通の安全に寄与する製品の開発・改良を「現場の目線」を取り入れながら積極的に行い、お客様に信頼され選ばれる企業グループを目指します。 (註1) AR航海情報表示システムについては、以下関連URLもご参照下さい。 商船三井プレスリリース: 2017年12月26日付「将来の自律航行船に繋がるAR技術を活用した航海情報表示システムを共同開発~航海中の操船や見張りをサポートし、安全運航体制を一層強化~」 2019年4月22日付「AR航海情報表示システムを大型原油タンカー21隻に搭載決定~航海中の見張りや操船をサポートし、世界最高水準の安全運航へ~」 2019年10月17日付「ドバイ開催の海事カンファレンスでAR航海情報表示システムを紹介~世界の海をターゲットに操船サポートICT技術を発信する~」 2021年3月8日付「AR航海情報表示システムの機能強化で操船サポート」 古野電気プレスリリース:2022年8月31日付「ARナビゲーションシステム「型式:AR-100M」が日本海事協会のイノベーションエンドースメント認証を取得」 古野電気「ARナビゲーションシステム」特設サイト:https://www.furuno.com/special/jp/envision/ (註2) ClassNKの新たな認証サービス「イノベーションエンドースメント」におけるP&S(製品・ソリューション)認証については、以下URLをご参照下さい。https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/techservices/dgd2030/iea/index.html#t1 【商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題】商船三井グループでは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題として特定した「サステナビリティ課題」への対応を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献します。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。