福山通運/経常利益は前年比6・3%増(2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2023年3月期第1四半期 73,162 2.1 6,738 6.7 7,348 6.3 4,938 5.82022年3月期第1四半期 71,669 4.1 6,312 27.9 6,910 25.0 4,666 26.8(注)包括利益 2023年3月期第1四半期 6,077百万円 (5.1%) 2022年3月期第1四半期 5,781百万円 (0.2%) (略) 1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する説明当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナワクチン接種による感染予防の効果や行動制限の緩和により、経済活動の正常化に向けた動きが見られ、景気回復に期待が寄せられるなか、資源価格の高騰に加え、急激な円安などもあり、依然として先行き不透明な状況で推移しております。貨物自動車運送業界におきましては、新型コロナウイルス感染症を契機とした生活様式の変化に伴うEC物流の拡大は続き、企業間物流も回復の兆しが見え始めたものの、燃料価格の高騰や労働環境の改善などがコスト増加要因となり、依然として厳しい経営環境下にありました。このような状況のもと当社グループにおきましては、倉庫機能を有したロジスティクスターミナルを活用し、お客様の物流を受託する一貫輸送を推進し貨物輸送量の増加に取り組んでまいりました。以上の結果、売上高は731億62百万円(前年同四半期比2.1%増)、営業利益は67億38百万円(前年同四半期比6.7%増)となり、経常利益は73億48百万円(前年同四半期比6.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は49億38百万円(前年同四半期比5.8%増)となりました。 セグメント別に見た事業の概況は次のとおりであります。運送事業におきましては、4月に岐阜かに支店(岐阜県)の開設、株式会社ANA Cargoとの協業による高速輸送モデル(羽田空港~福岡地区)の運用開始など、自社配送と翌日配達のエリア拡大を進め、品質の向上とサービスの拡充に努めてまいりました。以上の結果、売上高は633億56百万円(前年同四半期比0.6%増)、営業利益は62億71百万円(前年同四半期比8.4%増)となりました。流通加工事業におきましては、岐阜かに支店の開設及び既存施設の稼働率向上による取扱物量の拡大と単価改定に努めてまいりました。以上の結果、売上高は51億81百万円(前年同四半期比8.4%増)、営業利益は8億66百万円(前年同四半期比7.3%増)となりました。国際事業におきましては、中国・上海のロックダウンなど業績の下押し要因はあったものの、海上コンテナ取扱本数の増加、海上運賃の高止まりや海外でのトラック輸送における需要拡大などにより順調に推移いたしました。以上の結果、売上高は31億40百万円(前年同四半期比24.6%増)、営業利益は1億95百万円(前年同四半期比26.2%増)となりました。その他事業におきましては、行動制限の緩和により旅行業などが回復傾向にありましたが、不動産賃貸業において施設改修費などが増加いたしました。以上の結果、売上高は14億83百万円(前年同四半期比5.9%増)、営業利益は3億24百万円(前年同四半期比28.2%減)となりました。 (略)