日本通運/日本発米国向け、新たな海上混載サービスを開発 物流全般 2023.06.17 日本通運、日本発米国向け、新たな海上混載サービスを開発 2022年8月 3日 ~米国西海岸の港湾ストライキに備えたBCP対応型サービス~ NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:齋藤充)のグループ会社、日本通運株式会社(社長:齋藤充)は、米国西海岸の荷役作業の停滞や、港湾ストライキに備えたBCP対応の①日本発 米国東海岸経由シカゴ向け②日本発欧州ロッテルダム経由米国各地向け海上混載サービスを開発しました。 ①日本発米国東海岸経由シカゴ向けサービス ②日本発欧州ロッテルダム経由米国各地向けサービス 【サービス概要】①日本発米国東海岸経由シカゴ向けサービス 輸送ルート東京/横浜/名古屋/神戸/CFS受け、釜山経由ニューヨーク/ノーフォーク揚げ、シカゴCFS向け(門司、博多地区から出荷の場合は、神戸CFS受けとなります。) * シカゴCFSからデトロイト/ナッシュビル/アトランタCFSへの転送や、輸入者様ご指定納入先への配達も可能 スケジュール東京CFS – シカゴCFSの場合 :約47日間 特徴 米国西海岸の港湾混乱を回避:西海岸を経由しないルートのため、西海岸の港湾混乱の影響を受けず「リードタイムの見える化」が可能 コンテナ・インタクト輸送によるダメージ削減:東京港にて船積み後、シカゴCFSまでコンテナを開封せず、安全にシカゴCFSまで輸送可能 発着一貫輸送管理体制を確立:発着地ともNXグループの自社CFSによる高品質なオペレーション ②日本発欧州ロッテルダム経由米国各地向けサービス 輸送ルート東京/横浜/名古屋/神戸/CFS受け、ロッテルダムまでの直行サービス、ロッテルダムにてコンテナデバンニング後、米国向け海上輸送を行い、米国各拠点への輸送(門司、博多地区から出荷の場合は、神戸CFS受けとなります。) スケジュール東京CFS – シカゴCFSの場合 :約74日間 特徴 豊富な仕向け地をご用意ニューヨーク、シカゴ、ヒューストンなど、米国における多くの仕向け地までの輸送に対応 通常と同様手続きで手配可能ロッテルダム経由の本サービスでも通常の米国向けと同様の手続きで、煩雑な手続きが不要 NXグループのトータルサポート日本、オランダ、アメリカで連携し、貨物現地到着までトータルにNXグループがサポート 【サービス開発の背景】 米国西海岸の港湾混雑に起因して、本船スケジュールの変更や遅延が発生し、新たなスペース確保が難しいことに加え、積み替えする鉄道ターミナルの混雑や、トレーラーのドライバーが不足するなど、物流に大きな影響が出ています。また、米国西海岸の労使交渉による港湾ストライキ発生のリスクも懸念され、先行き不透明な状態が続いています。 日本通運は、お客様のサプライチェーンを維持するためBCP対応型輸送サービスとして、米国西海岸の港湾混乱を回避し、米国各地へ安定したリードタイムで確実な輸送を提供するため、①日本発米国東海岸経由シカゴ向け、②日本発欧州ロッテルダム経由米国各地向けの新たな海上混載サービスを開発しました。 NXグループは、お客様からのご要望にあわせ、代替となるルートの開拓や輸送モードの活用と組み合わせによるBCP対応ソリューションを提供し、お客様の事業継続を支えてまいります。