日本郵船/Neste社製リニューアブルディーゼルを使用、船舶におけるバイオ燃料の専焼利用を実施 グリーン物流(環境) 2023.06.17 Neste社製リニューアブルディーゼルを使用、日本初となる船舶におけるバイオ燃料の専焼利用を実施 2022年07月27日 日本郵船株式会社株式会社新日本海洋社 日本郵船株式会社(以下、「日本郵船」)、およびグループ会社の株式会社新日本海洋社(以下、「新日本海洋社」)は、新日本海洋社が運航する船舶(タグボート)において、伊藤忠エネクス株式会社より舶用バイオディーゼル燃料の供給を受け、試験航行を開始しました。本件は、日本で初めて船舶においてバイオディーゼル燃料を100%専焼する事例となります。 バイオ燃料は、再生可能な生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料にする燃料で、バイオ燃料を燃焼させる際の二酸化炭素(CO2)排出量は実質ゼロとみなされます。世界の外航海運で船舶から排出される温室効果ガス(以下「GHG」)削減の要請がますます高まる中、バイオ燃料は、重油に代わる舶用燃料の中でも現在すでに利用可能なものとして注目されています。 今回供給されるバイオ燃料は、伊藤忠商事株式会社が世界最大級のリニューアブル燃料メーカーであるNeste OYJ(ネステ オーイーユィ、本社:フィンランド)グループとの間で 日本国内向け輸入契約を締結している「Neste Renewable Diesel(ネステ リニューアブル ディーゼル)」というリニューアブル燃料100%の製品であり、ライフサイクルアセスメント(注)ベースでのGHG排出量を、石油由来軽油比約90%削減することができます。 Neste Renewable Diesel はいわゆる「ドロップイン」燃料として、エンジンをはじめとする既存のインフラを改造せずに、ガソリンやディーゼル油と同じように使用可能です。脱炭素施策に係る導入コストを最小限に抑え、GHG排出削減にも大きく貢献できる次世代リニューアブル燃料として、今後の船舶分野での更なる利用拡大が期待されます。 当社グループは、バイオ燃料をはじめとする環境に優しい燃料の利用を促進し、脱炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。 補油の様子 タグボート「千倉丸」 <タグボート「千倉丸」概要>全長: 36.20m全幅: 9.80m型深さ: 4.40m総トン数: 235トン 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。 ※NYKグループESGストーリー当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。https://www.nyk.com/esg/esg-story/ ※※NYKグループESGストーリー2022「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。https://www.nyk.com/esg/esg-story/ (注)ライフサイクルアセスメント製品やサービスに必要な原料の採取から、製品が使用され、廃棄されるまでのすべての工程(ライフサイクル)における環境への影響を評価すること、または定量化する手法。 各社概要 【日本郵船株式会社】本社:東京都千代田区丸の内二丁目3番2号設立年:1885年9月代表者:代表取締役社長 長澤 仁志HP:http://www.nyk.com 【株式会社新日本海洋社】本社:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-1みなとみらいセンタービル19階設立年:1959年10月代表者:代表取締役社長 加藤 毅HP: https://www.snkaiyosha.co.jp/index.html 関連プレスリリース 2022年4月19日発表:日本初 Ship-to-Ship方式によるタグボートへのバイオ燃料供給・試験航行を実施 2021年11月22日発表:3回目のバイオ燃料での試験航行を実施 2021年6月29日発表:シンガポール港にてバイオ燃料を補油 2020年10月21日発表:「かぐや」が日本初のShip-to-Ship方式によるLNG燃料供給を実施 2020年9月3日発表:アンモニア燃料タグボートの実用化に向けた共同研究開発を開始 2020年1月29日発表:100回目のLNGバンカリング 日本初のLNG燃料タグボート「魁」で
2022年07月27日 日本郵船株式会社株式会社新日本海洋社 日本郵船株式会社(以下、「日本郵船」)、およびグループ会社の株式会社新日本海洋社(以下、「新日本海洋社」)は、新日本海洋社が運航する船舶(タグボート)において、伊藤忠エネクス株式会社より舶用バイオディーゼル燃料の供給を受け、試験航行を開始しました。本件は、日本で初めて船舶においてバイオディーゼル燃料を100%専焼する事例となります。 バイオ燃料は、再生可能な生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料にする燃料で、バイオ燃料を燃焼させる際の二酸化炭素(CO2)排出量は実質ゼロとみなされます。世界の外航海運で船舶から排出される温室効果ガス(以下「GHG」)削減の要請がますます高まる中、バイオ燃料は、重油に代わる舶用燃料の中でも現在すでに利用可能なものとして注目されています。 今回供給されるバイオ燃料は、伊藤忠商事株式会社が世界最大級のリニューアブル燃料メーカーであるNeste OYJ(ネステ オーイーユィ、本社:フィンランド)グループとの間で 日本国内向け輸入契約を締結している「Neste Renewable Diesel(ネステ リニューアブル ディーゼル)」というリニューアブル燃料100%の製品であり、ライフサイクルアセスメント(注)ベースでのGHG排出量を、石油由来軽油比約90%削減することができます。 Neste Renewable Diesel はいわゆる「ドロップイン」燃料として、エンジンをはじめとする既存のインフラを改造せずに、ガソリンやディーゼル油と同じように使用可能です。脱炭素施策に係る導入コストを最小限に抑え、GHG排出削減にも大きく貢献できる次世代リニューアブル燃料として、今後の船舶分野での更なる利用拡大が期待されます。 当社グループは、バイオ燃料をはじめとする環境に優しい燃料の利用を促進し、脱炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。 補油の様子 タグボート「千倉丸」 <タグボート「千倉丸」概要>全長: 36.20m全幅: 9.80m型深さ: 4.40m総トン数: 235トン 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。 ※NYKグループESGストーリー当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。https://www.nyk.com/esg/esg-story/ ※※NYKグループESGストーリー2022「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。https://www.nyk.com/esg/esg-story/ (注)ライフサイクルアセスメント製品やサービスに必要な原料の採取から、製品が使用され、廃棄されるまでのすべての工程(ライフサイクル)における環境への影響を評価すること、または定量化する手法。 各社概要 【日本郵船株式会社】本社:東京都千代田区丸の内二丁目3番2号設立年:1885年9月代表者:代表取締役社長 長澤 仁志HP:http://www.nyk.com 【株式会社新日本海洋社】本社:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-1みなとみらいセンタービル19階設立年:1959年10月代表者:代表取締役社長 加藤 毅HP: https://www.snkaiyosha.co.jp/index.html 関連プレスリリース 2022年4月19日発表:日本初 Ship-to-Ship方式によるタグボートへのバイオ燃料供給・試験航行を実施 2021年11月22日発表:3回目のバイオ燃料での試験航行を実施 2021年6月29日発表:シンガポール港にてバイオ燃料を補油 2020年10月21日発表:「かぐや」が日本初のShip-to-Ship方式によるLNG燃料供給を実施 2020年9月3日発表:アンモニア燃料タグボートの実用化に向けた共同研究開発を開始 2020年1月29日発表:100回目のLNGバンカリング 日本初のLNG燃料タグボート「魁」で