シーテックヒロシマ/船の乗組員向けの配送事業の実証実験がスタート 物流全般 2023.06.17 海のラストワンマイル、船に届かない荷物を解消 船の乗組員向けの配送事業の実証実験がスタート 海に関わる課題を形式化し先端技術との組合わせで解決するプラットフォーム「Seatec HIROSHIMA」を開発する株式会社シーテックヒロシマ(英文:SeatecHIROSHIMA Ltd.、本社:広島県呉市、代表取締役:樗木勇人、以下:シーテックヒロシマ)が、中国地方を中心に軽貨物輸送を展開する株式会社NSB(本社:広島県広島市、代表取締役:中村豊、以下:NSB)と共同で、船の乗組員向け配送事業の実証実験を開始することに伴い、荷物を届けて欲しい「個人・事業者」の募集を開始することをお知らせいたします。実証期間は2022年5月16日から2022年8月15日で行い、荷物が届かないことによる負の解消を目指します。 海のDXを目指すシーテックヒロシマ( https://seatec.hiroshima.jp )と中国地方を中心に軽貨物輸送を展開するNSBが共同で、船舶の乗組員向けに配送事業の開発に向けて実証実験を開始いたします。 本件に伴い、船舶事業に従事する個人・事業者を問わず「荷物が届かない」こと課題を抱える事業者を募集いたします。【 応募フォーム:https://forms.gle/ch3XdEM3RkLLdmeT8 】 本協業を通じて、船舶ならではの「住所不定で荷物が届けられない」課題を解決するとともに、発注主や配送業者のオペレーションの簡略化を目指します。 【背景】日本国内の運送の約5割は未だ船舶による輸送が行われています。 引用:内航海運の活動2020( https://www.naiko-kaiun.or.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/1b9ca2e2d71ee546b8a293e7846eabbf.pdf ) 運送する船舶は遅延による多大なペナルティを回避するために一年のほとんどを休みなく海上で過ごすため生活必需品など最低限の補充も着港のわずかな時間で行わなければなりません。しかし、港への配送は住所が不定で時間を融通し難いことから運送業者に忌避され、日用品や必需品、嗜好品の配送による補充は非常に困難でした。 引用:船員労働統計調査2018( https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00600320&kikan=00600&tstat=000001021050&cycle=7&year=20180&month=0&tclass1=000001021051&result_back=1&result_page=1&tclass2val=0 ) 本件では、足りなくなった日用品を指定された時間に着港予定の港へ配送いたします。また、着港が出来なかった場合はシーテックヒロシマで保管、もしくはNSBが別の港への配送を選択することが可能となります。これにより今まで膨らみがちだった輸送コストを抑え、届かないことへの不安を解消いたします。 【実証実験の概要】期間:2022年5月16日から2022年8月15日場所:広島県広島市を起点として、山口県徳山〜広島県福山間実施方法:シーテックヒロシマが荷物と運送業者をマッチングし、NSBが当該箇所まで配送 【本募集について】上記の課題を抱える事業者で「山口県徳山〜広島県福山間」に荷物を届けたい・届けてほしい方を募集いたします。ご希望の方は以下のフォームよりお申し込みいただけますと幸いです。(一部配送が不可能な物ありますので詳細はリンクよりご確認ください。) 応募フォーム:https://forms.gle/ch3XdEM3RkLLdmeT8 【株式会社NSBについて】 ・詳細運送と新しいアイデアの掛け合わせで業種の垣根を超えたチャレンジを行なうことで今までに無い事業づくりを目指してきました。NSBの理念は「働く人の”満足”を第一に」であり、自分達がワクワクしない”しごと”は相手を幸せにできないと考えます。単発の事業で利益を追い求めるのではなく、主力の軽貨物輸送を軸に大手では掬いきれない困りごとを解消していきます。 ・概要設立:2018年9月代表:中村豊事業内容:軽貨物輸送、ネットショップ運営URL:https://sites.google.com/nsbcorp.com.mx/nsb/home 【株式会社シーテックヒロシマについて】海の共通の課題であるフジツボを切り口に、海をデータ化していくことで、海に関わるすべての産業をアップデートすることが私たちの主目的です。水産業・製造業・造船業、それらをすべてを兼ね備えるのが広島であり、広島は海の課題の抽出と解決策の創出に最適な場所だと言えます。この広島県から他では生み出せないシナジーを創出し、私たちのプラットフォーム「Seatec HIROSHIMA」を構築することによって課題を解決いたします。この取り組みを通じて広島を海洋テクノロジーの一番地にしていきます。 設立:2021年6月共同代表:今井道夫、樗木勇人事業内容:環境・エネルギー、ソフトウェア・ハードウェア開発URL:https://seatec.hiroshima.jp