NEWS

物流ニュース

トレードワルツ/アビームコンサルティングと貿易分野のデジタル化支援で協業開始

物流システム 2023.06.17

トレードワルツとアビームコンサルティング、貿易分野のデジタル化支援で協業開始

~貿易業界全体のDXを共創で推進~

株式会社トレードワルツ(代表取締役社長 小島 裕久、東京都千代田区、以下:トレードワルツ)とアビームコンサルティング株式会社(代表取締役社長 鴨居 達哉、東京都千代田区、以下 アビームコンサルティング)は、4月1日より、商社、メーカー、物流業界等の企業を対象とした貿易分野のデジタル化推進において協業を開始します。

 本協業を通じて、貿易業務のデジタル化のためのロードマップ策定、業務改革、最適なデジタルテクノロジーの選定・導入・運用まで、包括的な支援サービスを共同で提供します。

 本協業において、アビームコンサルティングは、商社、メーカー、物流業界など、貿易分野に携わるあらゆる業界における貿易業務の知見を活かし、貿易業務のサプライチェーン全体の最適化の視点から、業態横断的な貿易業務のコミュニケーションをデジタル化する手段として定評のある、トレードワルツの貿易情報連携プラットフォーム、『TradeWaltz※』を活用し、デジタル化戦略策定からサービス導入までをトータルで支援します。

 トレードワルツの製品力とアビームコンサルティングの貿易業務の知見や企業変革のノウハウを組み合わせることにより、貿易業務のデジタル化を推進し、従来の紙ベースの事務処理の効率化や安全性の向上を図ります。
 一例として、貿易事務業務において入力データの変更が1か所生じると、貿易業務に関わる複数社が各社個別に手作業でデータ修正業務を行う必要があります。しかし、貿易業務がデジタル化されることで、入力データの変更が生じた際は、複数企業間で修正されたデータが即座に連携されるようになります。従来の手作業から解放されることで、作業ミスの防止や業務効率化に寄与します。

 このように、貿易業務のデジタル化を進めることで、企業内だけでなくリアルタイムでの企業間のデータ共有を促進し、その先にある貿易エコシステムの形成、貿易に関わる企業のビジネスモデル変革、貿易業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献することを目指します。

■協業の背景
 世界中の貿易業務において、個社・業態ごとのシステム化は進んでいる一方、それぞれが独立した状態であることから、企業や業態を跨ぐ情報連携はFAXや電子メールなど書面による手続きが中心であり、多くの人手を介して行われることが多く、貿易にかかるサプライチェーン全体の効率化の実現が課題となっています。さらに、貿易業務のDXにおいては、荷主、船会社、物流会社、税関など関わるプレーヤーの多さや仕組みの複雑さ、セキュリティ対策による信用の担保が課題となっています。また、貿易文書のデジタル化を目指すうえで、電子帳簿保存法改正への対応(要件を満たすスキーム構築)が企業に求められています。これらの課題に個社毎に対応を進めることは非常に時間を要し、非効率です。そこで、貿易に関わる全てのプレーヤーの課題を集中的、統合的に解決を目指すTradeWaltzの構築を支援してきたアビームコンサルティングが、さらなる貿易分野のデジタル化推進に貢献するために本協業に至りました。

■エンドースメント
株式会社トレードワルツ

取締役CEO室長 兼 グローバル&アライアンス事業本部長 染谷 悟
 この度、アビームコンサルティング様と協業を発表できることを、大変嬉しく思います。アビームコンサルティング様にはこれまでも弊社のプロダクトの企画支援を頂いておりましたが、今回の協業を通じ、弊社のプロダクト知見も踏まえ、お客様へのサービス導入ご支援等も頂けるということで、今後のお客様の貿易業務デジタル化を加速していけたらと考えています。

アビームコンサルティング株式会社

執行役員 商社ビジネスユニット長 宇津木 斉史
 これまでもトレードワルツ様のプロダクト企画・事業化を支援させて頂いておりましたが、 本協業にてプラットフォーム利用者様に対する事業展開を本格的にご支援させて頂きます。 アビームコンサルティングでは、多様な業界・業種のお客様向けに提供してきたコンサルティングのノウハウを活かし、貿易業務に携わる皆様に対して、サービス提供事業者・サービス利用事業双方の立場でご支援させて頂き、これまでに成しえなかった貿易業界全体のデジタル化、エコシステム化に向け尽力していきます。

※アビーム、ABeam及びそのロゴは、アビームコンサルティング株式会社の日本その他の国における登録商標です。
※本文に記載されている会社名及び製品名は各社の商号、商標又は登録商標です。

※TradeWaltz
2021年3月より、トレードワルツの株主に名を連ねる企業を中心に利用を開始しており、2022年4月より株主以外の企業に向けた実用化を開始します。

株式会社トレードワルツについてhttps://www.tradewaltz.com
トレードワルツは、紙をベースとした、日本やアジアのアナログな貿易を、ブロックチェーンベースの完全電子化貿易に変えていくDXスタートアップです。NTTデータと主要な貿易実務者18社からなるオールジャパンの貿易コンソーシアムで約4年間のシステム開発・技術実証、法改正提案、事業構想を経て、サービス化。株式会社NTTデータ、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、三菱商事株式会社、豊田通商株式会社、株式会社TW Link(兼松JV)、東京海上日動火災保険株式会社、三井倉庫ホールディングス株式会社、株式会社日新、株式会社三菱UFJ銀行および損害保険ジャパン株式会社の大手10社の共同出資により、事業を運営しています。現在新規メンバーも公募中です。(https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/s4hsamh/

アビームコンサルティング株式会社について https://www.abeam.com/jp/
アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約 6,500 名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。

Translate »