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日本郵船/エジソン社向けの新造LNG船が竣工

物流全般 2023.06.17

エジソン社向けの新造LNG船が竣工

当社関連会社のフランス エルエヌジー シッピング社 (注1)が発注した新造液化天然ガス(LNG)運搬船「ELISA AQUILA(エリサ アクイラ)」(以下、本船)が、3月3日、現代三湖重工業株式会社にて竣工しました。本船は、イタリアの大手電力会社エジソン社(注2)との長期定期用船契約に基づき、フランスの船舶管理会社Gazocean(ガスオーシャン、注3)の管理のもと、最長20年のLNG輸送に従事します。

本船は、主機関に燃料消費効率に優れたWinGD社製の二元燃料低速ディーゼル機関(注4)を搭載しています。また、優れた防熱性能をもつ容量174,000立方メートルのメンブレン型のカーゴタンクや余剰ボイルオフガスを再液化できるAir Liquide社製の装置を採用して、効率的な運航を実現します。

当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表しました。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、低炭素燃料として将来のゼロエミッション燃料普及までの橋渡しの燃料として期待されているLNGの輸送と安定供給に積極的に取り組み、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進します。

(注1) フランス エルエヌジー シッピング社(France LNG Shipping SAS)
ジオガスグループの子会社であるジオガス エルエヌジー社(Geogas LNG SAS)と当社が共同出資する、フランスに本拠を置く船舶保有会社。

(注2)エジソン社は、フランスの電力会社Electricité de France (EDF)のグループ会社で、本船は2隻目となるEDFグループとの長期定期用船。

(注3)Gazoceanは、当社とGeogas LNGが共同で出資するフランスの船舶管理会社。

(注4)燃料消費効率に優れた低速ディーゼルエンジン

「ELISA AQUILA」概要
(1) 全長:約297 メートル
(2) 全幅:約46.4 メートル
(3) 総トン数:118,753トン
(4) 主機関:X-DFエンジン
(5) 積載容量:約174,000立方メートル
(6) 航海速力:19.5ノット
(7) 建造造船所:現代三湖重工業株式会社

※NYKグループ ESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下ページよりご覧いただけます。

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