NEWS

物流ニュース

エミレーツスカイカーゴ/幸先の良い2022年のスタート

物流全般 2023.06.17

エミレーツスカイカーゴ、幸先の良い2022年のスタート

業界をリードする数々のマイルストーンを達成した2021年を振り返る

]

エミレーツ航空の貨物部門エミレーツスカイカーゴは、即応性、顧客志向性、革新性、機材とネットワークの能力等の顕著な強みと価値を発揮し、2021年の世界的な物流・サプライチェーン業界の複雑な状況を乗り切りました。1年を通して数々のマイルストーンを達成し、世界の航空貨物業界におけるグローバルなリーダーとしての確固たる地位を築きました。

エミレーツ航空貨物部門上級副社長のナビル・スルタンは次のように述べています。「2021年はパンデミックの影響により、サプライチェーン全体とあらゆる輸送手段において困難が生じ、我々の業界にとって間違いなく厳しい1年となりました。その中で、エミレーツスカイカーゴは6大陸におよぶ主要貿易ルートにおけるフライトを再開させ、輸送能力の拡大を通じて、輸送ルートを確保するために先陣を切ってきました。我々は、常に安全性を重視し、最高基準のサービスをお客様に提供するよう努めています。」

新型コロナワクチンの輸送

新型コロナワクチンやその他医薬品の迅速な輸送を通じて、エミレーツスカイカーゴは途上国のコミュニティ支援に尽力してきました。

2021年1月、エミレーツスカイカーゴは、DPワールド、国際人道都市、ドバイ・エアポーツと共同で、新型コロナワクチンをドバイ経由で迅速に世界各地へ輸送することを目的とした『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス』を設立しました。

また、世界保健機関(WHO)主導の取り組み『COVAX(コバックス)』の下、公平なワクチン輸送を促進するために、ユニセフと基本合意書を締結しました。

温度変化に敏感な医薬品輸送に精通しているエミレーツスカイカーゴは、ワイドボディ機の高い輸送能力と広範なグローバルネットワークを通じて、世界のコロナワクチン輸送において重要な役割を果たしてきました。2021年4月時点、世界中で投与されたコロナワクチンの20本に1本が、エミレーツ航空の航空機で輸送されていました。

2021年12月、エミレーツスカイカーゴは80以上の目的地に向けて6億回分のコロナワクチンの航空輸送を達成しました。航空貨物輸送において、世界最大級の実績を積んでいます。

生鮮品の輸出

エミレーツスカイカーゴは、毎日約600トン分の食料品を輸送しています。農産物の輸出を支えると同時に、食品輸入市場における食糧安全保障の確立を図っています。

2021年、エミレーツスカイカーゴは265,000トン以上の生鮮品や食料品を空輸しました。その他の生鮮品の世界流通においても、重要な役割を担いました。

旅客機貨物便の運航開始から1年

2021年3月、エミレーツ航空のボーイング777型旅客機を利用した貨物専用便の運航開始から1年を迎えました。パンデミック中、エミレーツスカイカーゴは旅客貨物便でPPE(医療用個人防護用具)、食料品、医薬品、電子機器、製造品の原材料や、その他商品の輸送を促進し、世界的な貨物輸送能力を強化しました。2020年3月から2021年3月までの間、エミレーツスカイカーゴは、旅客貨物便を世界の航空会社の中でも最多レベルの27,800回以上運航しました。

エミレーツスカイカーゴは旅客貨物便に加え、エコノミークラスの座席を取り払ったボーイング777-300ER型機の『ミニフレイター』も運航し、出発地から目的地まで多くの貨物を円滑に輸送し、世界的な貨物需要に応えました。2021年中、合計20,000以上の貨物専用便を運航しました。

グローバルネットワークの再開

2021年4月までに、エミレーツスカイカーゴは、6大陸の135都市以上に向けた貨物便のグローバルネットワークを再開させました。これは、パンデミック前のグローバルネットワークの85%以上に相当します。また2021年6月末には、140以上の目的地に運航し、パンデミック前のネットワークの90%まで回復させました。

ドバイ国際空港での低温流通強化

2021年6月、エミレーツスカイカーゴは、EUの適性流通基準(GDP)認証を受けたドバイ国際空港の医薬品専用施設にて、温度変化に敏感な医薬品およびワクチンの取扱能力をさらに強化しました。保管冷蔵室にパレット・ポジションを94箇所追加したことにより、コロナワクチンを含む温度変化に敏感な医薬品の取扱可能量が増加しました。これにより、拡張エリアでは一度に約6,000万~9,000万本のコロナワクチンを保管することが可能になりました。3つの医薬品専門サービスを提供する『エミレーツ・ファーマ』および『ファーマ・コリドー・プログラム』を通じて、エミレーツスカイカーゴは航空機と貨物ターミナル間の輸送中の温度管理を徹底することができるクールドーリー等の革新的な低温流通設備を設けています。

東京で開催された国際競技大会に向けて、出場馬を空輸

2021年7月、競走馬の輸送を目的とした、エミレーツ航空史上最大級のチャーター便の運航が開始しました。18ヶ月以上に及ぶ綿密な計画のもと、リエージュから東京まで316頭、東京からリエージュまで323頭の馬を輸送しました。 エミレーツ航空のボーイング777F貨物機にて、計16回のチャーター便を運航しました。2021年7月中旬から7週間にわたり、出場馬に加え157名の飼育員、160トンの用具、336のストールも輸送しました。

貨物機への投資

ドバイ・エアショー2021にて、エミレーツスカイカーゴは2022年~2024年のロードマップを発表しました。10億米ドルを投じて、新たにボーイングの貨物機を2機導入するとともに、4機のボーイング777-300ER型旅客機を貨物機に改修する契約をイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)と締結しました。

エミレーツスカイカーゴについて
エミレーツスカイカーゴは、エミレーツ航空の貨物部門です。ドバイにある最先端のハブ空港を拠点に、エミレーツスカイカーゴはグローバルネットワークを通じて6大陸140都市以上へ貨物を輸送しています。最新のワイドボディ機のボーイング777型機とエアバスA380型機でお客様に貨物容量を提供しています。詳しくは公式ホームページをご覧ください。https://www.skycargo.com/

Translate »