ウェザーニューズ/1キロメッシュの高解像度で積雪予報・積雪実況データをAPI提供 物流システム 2023.06.17 大雪への備えをDXで強化、企業向けに高精度な積雪情報を販売開始 1kmメッシュの高解像度で積雪予報・積雪実況データをAPI提供 〜現場作業の安全対策、立ち往生や物流の配送遅延のリスク把握を支援〜 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開 千仁)は、気象データと最新技術の活用によって企業のDXを推進し、ビジネス課題を解決する気象データ提供・分析サービス「WxTech®️(ウェザーテック)」において、日本で初めて1kmメッシュの高解像度で積雪予報・積雪実況データの販売を開始しました。 積雪の予報は、積もった後の雪の状態や融雪量の変化まで考慮する必要があるため難易度が高いとされていますが、大雪の影響を受けやすい屋外で作業する企業や物流事業者を中心に積雪データのニーズは高い状況です。そこで、当社は60時間先までの1時間毎の積雪予報と10分毎のリアルタイムな解析積雪深の実況データのAPI提供を開始しました。当社では、独自の積雪観測網やスマホアプリ「ウェザーニュース」のユーザーから寄せられる積雪の報告を用いることで1kmメッシュの高解像度な解析積雪深の実況データを生成し、その実況データをAIを用いた独自予測モデルに反映することでより高精度に予報しています。 本データはクラウドを経由してAPIで提供するため、企業は緯度経度を指定するだけで全国の拠点や作業現場周辺の積雪データを取得することができ、自社のシステムに組み込むことも可能です。工事現場における作業員の安全対策や作業計画の調整、物流の配送遅延リスクの早期把握、スコップなど雪の日に売れやすい商品の需要予測、従業員の出社控えや転倒への注意喚起など、様々な雪害対策にご活用ください。当社は、高解像度かつ高精度な積雪データを提供し、企業の先手を打った大雪対策をDXで支援することで、車の立ち往生や事故の低減、商品の安定供給などに貢献していきます。 「WxTech®️」のデータラインナップはこちらから 積雪情報に関するお問い合わせはこちらから https://wxtech.weathernews.com/services.html https://wxtech.weathernews.com/contact.html 1kmメッシュの積雪予報のイメージ(2021年12月20日9時の予報(18日5時時点)) 1kmメッシュの高解像度で積雪データを提供 当社は、日本で初めて1kmメッシュの高解像度で積雪予報および積雪実況のデータのAPI提供を開始しました。本サービスでは、60時間先までの1時間毎の積雪の予測データと10分毎のリアルタイムな解析積雪深の実況データを提供します。積雪データはクラウドを経由してAPIで提供されるため、企業は緯度経度を指定するだけで必要な地点のデータを簡単に取得することができます。システム連携が容易なため、約1km四方の高解像度で実際の現場により近いデータを取得して早期に対策することができます。 例えば、屋外作業員向けには、現場周辺の積雪データを企業システムと連携することで、工事の安全対策や作業計画の調整に活用することができます。また、運輸・物流事業者の場合は、積雪データを業務量予測や適正配車システムなどにインプットすることで、遅延リスクを早期に把握し、先回りの対応が可能になります。ホームセンターの場合は、スコップや融雪剤など雪の日に売れやすい商品の需要予測にご活用いただけます。この他、バスやタクシーの乗降場所など人が多く集まる場所では、電光掲示板と連携させることで、一般の方に対して転倒への注意喚起を促すこともできます。 1kmメッシュの積雪予報のイメージ、記録的大雪となった札幌周辺の積雪予報(2021年12月20日9時の予報(18日5時時点)) ユーザーの天気報告を活用した高精度な積雪予報 積雪の予報は、雪が降るときの降雪量や雪質だけでなく、積もった後の雪の密度(状態)の変化や融雪する量まで考慮する必要があることや、どのように変化するかは積もった環境(道路/芝生/土、日向/日陰、交通量など)に依存することから、一般的に予報が難しいとされています。関東地方での大雪は南岸低気圧に伴うものがほとんどですが、低気圧の発達程度や進路のわずかな違いから、気温や降水強度が変わることによって、積雪のエリアや量が大きく違ってきます。そのため、積雪予報を的中させるには、より正確に実況を把握するため、多くの観測データが必要になります。しかし、アメダスの積雪観測は全国に約330カ所、関東地方の平野部(標高150m以下)には10カ所しかありません。 そこで、当社ではスマホアプリ「ウェザーニュース」のユーザーから1日18万件寄せられる天気報告(サー・ザーザー・みぞれ・チラチラ・ドカドカ・吹雪など)を雨と雪の境目の判別に活用しています。また、大雪時には積雪状況の報告を呼びかけ、時には実際に定規で測ってもらっています。このようなユーザーの天気報告や独自の観測網をリアルタイムに処理することで、1kmメッシュの面的な独自の解析積雪深の実況データを10分毎に生成しています。また、リアルタイムな天気報告や観測データに加えて、過去の積雪実況データをAIを用いた積雪予測モデルに取り入れることでより高精度に予報しています。 積雪データのサービス仕様 データ種別 積雪予報(cm) 積雪実況(cm) 空間解像度 1kmメッシュ 1kmメッシュ 提供期間 11月〜4月 11月〜4月 時間解像度 1時間(60時間先まで) 10分間 更新頻度 3回/日 10分毎 積雪データにご興味をお持ちの企業の方は、下記URLよりお気軽にご相談ください。https://wxtech.weathernews.com/contact.html 宮城県・山形県周辺 福島県・新潟県周辺 富山県・石川県・福井県・長野県・岐阜県周辺 京都府・兵庫県周辺 1kmメッシュ積雪予報のイメージ(2021年12月20日9時の予報(18日5時時点)) WxTech®️サービスについて WxTech®️(ウェザーテック)サービスは、ビジネス課題や社会課題の解決を目指した企業や自治体のDX推進を気象データの切り口から支援するサービスです。ビジネス分析・予測に活用可能な高解像度/高精度な気象データAPIを備え、サービスサイトではお手持ちのデータと気象データとの相関分析を無料でお試しいただけます。 ウェザーニューズ独自の高精度/高解像度な気象データと、2,500社に及ぶお客様へのサービス導入のノウハウを活かし、業務の効率化や最適化、ビジネスリスク/ロスの低減など、持続可能なビジネスの実現だけでなく、売り上げの最大化や新たなビジネスチャンスの創出、マーケティング戦略の支援など、攻めのビジネスの実現をサポートします。 当社は気象データと最新テクノロジーを組み合わせて、ビジネス課題を解決するWxTech®️のサービス開発を進めることで、Society 5.0時代における企業のDXを推進していきます。