川崎汽船/運航自動車船が豪州入港時検疫に関する「VSPS」認証を取得 物流全般 2023.06.17 当社運航自動車船が豪州入港時検疫に関する「VSPS」認証を取得 川崎汽船株式会社(以下、「当社」)は、豪州農業水資源省(Department of Agriculture, Water and the Environment:以下、「豪州当局」)より、当社運航の自動車専用船を対象として 2021年 11 月 18 日付にて Vessel Seasonal Pest Scheme(以下、「VSPS」)の認証を取得いたしました。豪州当局は、カメムシをはじめとした農作物に害を及ぼす外来種の国内侵入を防ぐため、外航船に対する検疫を強化しており、自動車船においても本船と積載車両が検疫対象とされています。検疫対象となるカメムシなどの農業害虫は、北半球が冬季の時期に寄港した本船内に侵入し、本船が豪州に近付き気温が上昇していくとともに船内での行動を活発化させる傾向があります。そのため豪州当局は、同国が夏季である 9 月から 5 月の間をハイリスクシーズンとしています。VSPS 認証は、船内へのカメムシなどの農業害虫侵入リスク低減について、豪州当局が定める基準を満たした船会社に対して行われています。今年度の当社リスク低減対策(積み荷役前の本船艙内クリーニング、航海中の艙内貨物チェックなど)がその基準を満たしているとの認定を受け、この度、VSPS 認証の取得に至りました。VSPS 認証取得によって、豪州入港時の検疫検査をより円滑に進めることができ、本船スケジュール遅延リスクの低減が期待されます。当社は引き続き、豪州の環境対策に配慮した上で同国への外来種侵入リスクの低減に努め、お客さまへ高品質で安定的なサービスを提供すべく、取り組んでまいります。