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ESR/「ESR ジャパン・インカム・ファンド」を設⽴

物流不動産・施設 2023.06.17

「ESR ジャパン・インカム・ファンド」を設⽴、
21 億⽶ドルのポートフォリオを取得予定
-2026 年までに総資産額 100 億⽶ドルを⽬標-

⾹港、2021 年 10 ⽉ 21 ⽇―アジア太平洋地域(以下、APAC)に特化した最⼤の物流不動産プラットフォームである ESR ケイマン・リミテッド(「ESR」または「当社」、⼦会社を含めて「当グループ」 SEHK 証券コード︓1821)は、「ESR ジャパン・インカム・ファンド」(ESRJapan Income Fund 以下、JIF)の設⽴を発表いたしました。JIF は 4 社の投資家から約 7 億 5000 万⽶ドル(約 851 億円※1)の出資を受けクローズいたしました。内、3 社は ESR が運⽤する他の開発ファンドや投資ビークルに続き出資頂いております。
JIF の約 618,000 ㎡のシードポートフォリオは ESR の開発ファンドが開発した 4 つの先進的物流施設-「レッドウッド南港ディストリビューションセンター1」(以下、南港 DC1)、「ESR ⼾⽥ディストリビューションセンター」(同、⼾⽥ DC)、「ESR 川崎夜光ディストリビューションセンター」(同、川崎夜光 DC)、「ESR 尼崎ディストリビューションセンター」(同、尼崎 DC)※2 で構成されおり、現在、取得に向け準備を進めています。
内、アジア最⼤級の延床⾯積 388,570 ㎡を誇る「尼崎 DC」の総資産額は約 10 億⽶ドル(約 1,135 億円)で、e-コマースや 3PLのリーディングカンパニー含め 16 テナントに契約頂き稼働率 98%に達しています。「南港 DC1」、「⼾⽥ DC」、「川崎夜光 DC」を含めたシードポートフォリオの稼働率は 99%、総資産額は約 21 億⽶ドル(約 2,384 億円)となっております。

JIF は、現在⽇本国内で建設中の総延床⾯積 100 万㎡以上の複数プロジェクトを含め、今後 ESR が開発する国内の中・⼤型施設を中⼼に取得する予定です。また、第三者が開発する⼤型案件の取得も可能にしており、今後 5 年間で総資産額 100 億⽶ドル(約 1 兆 1,352 億円)に達する⾒込みのある明確なロードマップを持っています。
ESR 共同創設者・共同 CEO のスチュアート・ギブソンは次のように述べております。「この JIF は ESR の稼働済のコア型プロジェクトを⻑期保有するファンドであり、設⽴を待ち望んでいました。昨今の物流不動産の成⻑を促す e コマースの急速な普及、デジタルトランスフォーメーション(DX)、不動産の⾦融化などのトレンドは、まだ初期段階にあります。複雑化するテナント企業のニーズに対応するため、物流施設はますます⼤型化しており、弊社の尼崎 DC の資産価値は 10 億⽶ドル(約 1,135 億円)に達しているほどです。JIF はこの変化の時代において、拡張性が⾼く、多⾓的なポートフォリオへの投資機会をもたらし、弊社が開発した物件の出⼝をより幅広くする役割を担ってまいります。」
ESR ファンドマネジメント&キャピタル部⾨マネージングディレクターのピエール・アレキサンドル・フンボルトは以下のようにも述べております。
「海外の機関投資家は、⽇本の三⼤都市圏にある⽴地の良い物流不動産は、⻑期的な収益が期待でき、⾮常に魅⼒的であることを認識しています。JIF は永続的に所有でき、持続的に収益を増やすことを可能にする構造にしました。JIF に募集枠を⼤幅に超えるお申し込みを頂いたことは、この戦略を評価いただいた証と思っております。」
グローバルな機関投資家が APAC でニューエコノミー不動産※3 への投資機会を求めている中、ESR は、規模、スケール、サービスの成⻑スピードを加速させることに重点を置いています。
当社は 2021 年 8 ⽉に ARA Asset Management Limited(以下、ARA)の株式 100%を取得する計画(以下、本買収案)を発表しました。本買収案には、ARA の⼦会社で物流施設およびデータセンターのスペシャリストである LOGOS 社も含まれており、本買収案の実現により、APAC 最⼤の不動産資産管理会社、かつ世界第 3 位の上場不動産投資会社が誕⽣することになり、AUM※4 は合計 1,310 億⽶ドル(約 14 兆 8,710 億円)になる予定です。
また、2021 年 10 ⽉中旬には、ESR-REIT と ARA LOGOS Logistics Trust の合併案を発表しました。これは、本買収案の⼀環であり、買収案実現後の ESR グループの企業価値向上を⾼める施策です。ESR は電⼦商取引の急速な普及、DX、不動産の⾦融化などによる不動産の新時代に対応したこの資本政策を通じ、さらに⼤きな成⻑機会を捉えることができる企業となることを⽬指します。
※1 本リリース内は全て 2021 年 10 ⽉ 12 ⽇時点の為替レート、1 ⽶ドル=113.52 円で換算しております。
※2[各物件の所在地・竣⼯⽇・延床⾯積]南港 DC1︓⼤阪府⼤阪市住之江区・2016 年 11 ⽉・125,651 ㎡/⼾⽥ DC︓埼⽟県⼾⽥市新曽南・2020 年 9 ⽉・86,950 ㎡/川崎夜光 DC︓神奈川県川崎市川崎区・2021 年 4 ⽉・78,119 ㎡/尼崎 DC︓兵庫県尼崎市末広町・2020 年 6 ⽉・388,570 ㎡
※3 ESR では先進的物流施設およびデータセンターを「ニューエコノミー不動産」と定義しています。
※4 AUM=運⽤資産残⾼は ESR 保有分とファンドおよび投資ビークル保有分の合計。
※当資料の内容及び解釈については原⽂である英語が優先します。
プレスリリース原⽂(英⽂)は下記のリンクをご参照ください。
https://www.esr.com/cms/files/431/2021/1021/20211021084522_65506458_jp.pdf

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