SBSホールディングス/ラストワンマイル物流でEVトラックを国内初導入
ラストワンマイル物流でEVトラックを国内初導入
SBSホールディングス株式会社(社長:鎌田正彦、本社:東京都墨田区)は、本日、スタートアップ企業のフォロフライ株式会社(社長:小間裕康、本社:京都市、以下、フォロフライ社)が輸入・販売を手掛けるEVトラック(1トンクラス)が国内で初めてファブレス生産(国外生産)による宅配用電気自動車のナンバー交付を受けたことを踏まえ、ラストワンマイル事業での同車両の全面的な導入を決定したことをお知らせします。
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SBSグループは、重点課題として車両排出CO2の削減強化を掲げ、現行の車両をEV等の次世代自動車に置き換えることを目指しています。今回、EVトラックの本格導入を開始することで、その施策の推進が一層加速されます。
当社が導入するのは、これまで国内メーカーになかった1トンクラスのEVトラックを、フォロフライ社が日本の安全基準に基づき設計変更した車両を中国のメーカーがOEM生産し提供するものです。1トンEVトラックは当社が手掛けるラストワンマイルの配送に最適な車種で、航続距離 300km が可能なバッテリーを搭載し、普通免許での運転が可能な車種として最大積載量のEVとなります。導入金額は 1 台あたり約 380 万円で、ガソリン車同等の低価格です。
SBSグループでは、Eコマース向けラストワンマイルの車両として約 2,000 台が稼働しており、今後5年程度でこれらの車両をEVに置き換え、さらに協力会社の車両も含めて中期的に1万台程度のEVを導入する計画です。
SBSグループ代表の鎌田正彦は次のようにコメントしています。「今回、フォロフライ社からEVの供給が得られることは、SBSグループが脱・炭素の取り組みを進めて地球環境に貢献していくうえで、大きな前進です。当社はフォロフライ社に出資し同社の今後の成長を支援しながら、次世代型車両の導入を迅速に進めてまいります。」
また、フォロフライ社代表の小間裕康氏は次のようにコメントしています。「SBSグループとの取り組みは、日本の脱・炭素社会の実現において重要な一歩になります。物流業界での多様なニーズに対して、現在、国内でのEVの選択肢は少ない状況です。我々は国内外でEV開発を進める自動車メーカーと共同開発する事で開発コストを大幅に下げ、市場で求められる機能を取り入れた環境対応型車両の車種の充実を計りたいと考えています。」
SBSグループは気候変動によるリスクを重要な経営課題と認識し、EVの導入とエコドライブ(省燃費走行)の浸透を推進しながら、脱・炭素社会の実現に向けてグループ全体で取り組んでまいります。