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ESR/「レッドウッド弥富ディストリビューションセンター」を保有する JV の株式を M&G リアル・エステート・アジアへ売却 

物流不動産・施設 2023.06.17

「レッドウッド弥富ディストリビューションセンター」を保有する JV の株式を
M&G リアル・エステート・アジアへ売却

ESRケイマン・リミテッド(以下、ESR SEHK証券コード︓1821)とM&G Real Estate Asia(読み︓エムアンドジー・リアル・エステート・アジア以下、M&G)は、アジア太平洋地域において59億⽶ドルの運⽤資産(2021年6⽉30⽇時点)を有するM&G Asia Property Fund(読み︓エムアンドジー・アジア・プロパティファンド)の代理としてM&Gが、「レッドウッド弥富ディストリビューションセンター」(以下、RW弥富)を所有するESR傘下のシンガポール籍のジョイントベンチャー(以下、JV)の重要な株式を取得したことを2021年8⽉24⽇に共同で発表しました。
本 JV の主⼒株主は ESR が運⽤する Redwood Japan Logistics Fund II(読み︓レッドウッド・ジャパン・ロジスティクスファンドツー 以下、RJLF II)であり、RJFJⅡが保有していた全株式を今回 M&G へ売却したことにより「RW 弥富」の資産価値は 2 億⽶ドルを超えます。
ESR、M&G および本 JV の投資家は、⽇本の物流不動産への投資が引き続き旺盛であり、中部圏のテナント需要の回復と物流施設の空室率低下傾向を背景に、「RW 弥富」は⻑期的な投資価値を提供できる理想的なポジションにあると考えています。
2018 年 2 ⽉に愛知県弥富市に完成した「RW 弥富」は、地上 4 階建て、スロープ式のマルチテナント型物流施設で、賃貸⾯積は約95,000 ㎡。名古屋市内から約 15km に位置し、伊勢湾岸⾃動⾞道「湾岸弥富 IC」より 3.5km、名古屋コンテナターミナルまで
6.4km など交通アクセスに優れ、広域配送および海上・国際貨物の配送拠点として活⽤できる中部圏屈指の物流拠点です。
現在、⼤⼿ 3PL(サードパーティロジスティクス)企業を含む 6 社に⼊居頂いております。
ESR は国連の持続可能な開発⽬標(SDGs)や ESG を重視し、2025 年までに達成すべき⽬標を明記した「ESG 5 か年ロードマップ」を策定し、持続可能な物流施設の開発に積極的に取り組んでおります。「RW 弥富」でも出⼒ 2.3MW のメガソーラー(⼤規模太陽光発電所)を屋根に設置し、全館 LED 照明や環境配慮型照明システムの導⼊、外壁に断熱性能の⾼いサンドイッチパネル、ヒートポンプ式空調、節⽔型衛⽣器具の採⽤など環境負荷低減に配慮した建築計画により、CASBEE※1A ランク評価および LEED※2 ゴールドを取得しています。

また、ESR は基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.」に基づき、働く⼈たちにとって快適で魅⼒的な施設作りに⼒を注いでおり、「RW 弥富」には託児所(BARNKLÜBB バーンクラブ)、休憩ラウンジ(KLÜBB Lounge クラブラウンジ)、ショップ(KLÜBB Shop クラブショップ)など働く⼈が⼼⾝を癒し快適に過ごして頂ける環境を提供しています。
ESR の共同創設者兼共同 CEO であるスチュアート・ギブソンと、M&G ファンドマネージャーであるリチャード・ヴァン・デン・バーグは次のように述べています。「今回の RW 弥富の取引は、2021 年 4 ⽉にクロージングした ESR 市川ディストリビューションセンターの株式売却に次ぐ、⽇本市場で今年 2 件⽬のコラボレーションで、アジア太平洋地域で ESR と M&G の関係をさらに深めることができ、⼤変嬉しく思っております。」
また、スチュアート・ギブソンは「今回の取引は、資本パートナーと ESR が賃貸管理やその他の積極的に資産管理を⾏いながら⻑期的な価値を追求するために、近年竣⼯した物件を新しい投資ビークルやジョイントベンチャーに移す、という ESR のビジネスモデルを継続的に検証するものです。M&G アジア・プロパティ・ファンドを単体の物流不動産を⻑期的に運⽤するための JV のパートナーとして選んだのは、彼らの資産運⽤額 59 億⽶ドルという規模と経験豊富な不動産の専⾨家の管理下で運⽤されるオープンエンド型ファンドである点、そして価値観・想いを共有できるからです。」とも述べています。
リチャード・ヴァン・デン・バーグはさらに「アジア太平洋地域の物流不動産は以前から当ファンドの主要な投資対象であると認識しており、より⾼い⽬標値に向けてポートフォリオの物流不動産セクターへのエクスポージャーを増やしていく⽅針で、ESR と JV を通じた投資機会をさらに増やしていきたいと考えております。アジアのゲートウェイ都市の不動産が、持続可能な電⼦商取引や物流ソリューションを提供する不動産への需要の⾼まりとともに、どのような⽅向に向かっているのかいついて、ESR と同じ⾒解を持っています。」と述べています。
※1 CASBEE (キャスビー)︓国⼟交通省が主導する(財)建築環境・省エネルギー機構にて開発が進められている建物の環境性能及び建物以外の環境性能を総合的に評価、格付けする建築環境総合性評価システム ※2 LEED (リード)︓⽶国グリーンビルディング協会(USGBC)が開発・運⽤を⾏っている環境配慮された優れた建築物を作るため先導的な取り組みを評価するグリーンビルディングの国際的な環境性能評価システム

【レッドウッド弥富ディストリビューションセンター 施設概要】
■所在地︓愛知県弥富市狐地 4-152
■⽤途地域︓市街化調整区域
■敷地⾯積︓48,823 ㎡(14,769 坪)
■延床⾯積︓99,608 ㎡(30,131 坪)
■構造︓地上 4 階建 S 造 耐震構造
■竣⼯︓2018 年 2 ⽉ 28 ⽇

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