日本ロジスティクスシステム協会/「サプライチェーンの分断回避が急務」調達先や輸送ルートの変更等に苦慮(緊急アンケート「新型コロナウイルスの感染拡大による物流への影響」) 物流全般 2023.06.17 緊急アンケート「新型コロナウイルスの感染拡大による物流への影響」 荷主・物流企業182社が回答「サプライチェーンの分断回避が急務」―調達先や輸送ルートの変更等に苦慮― 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、経済活動にも影響が広がっています。公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会の「会員・広報委員会」では、物流・ロジスティクス関係者において現状の情報共有を行うとともに、今後の対応策検討に向けた一助とするため、物流面での状況について緊急アンケート調査を行いました。 調査結果の詳細は、以下をご参照ください。https://www1.logistics.or.jp/news/detail.html?itemid=259&dispmid=703 調査概要 ■調査方法 メール案内、WEB回答方式 ■調査期間 2020年3月11日(水)~2020年3月13日(金) ■調査対象・回答状況 調査対象 JILS会員企業 荷主および物流企業の会員:789名 回収状況 有効回答数 182件(回答率23.1%/1社1回答) 主な調査結果■サプライチェーンの混乱が浮き彫りに 荷主企業の約36%が、海外からの原材料や部品、商品の調達・仕入れに遅れが生じており、また約33%の企業で大幅な受注・販売増となった製品・部品があり、納品に遅れが生じていると回答しました。 ■業績へのマイナス影響は避けられず 荷主企業の約53%、物流企業の約65%が、業績にマイナスの影響があるのではないかと回答しました。 ■BCPに苦慮するも企業間連携で難局を乗り越える動き 難しい対応が求められる中、サプライチェーンの分断を回避するため、荷主と物流企業が連携した取り組みが多く寄せられました。