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三井住友海上/Volocopter GmbH と 「空飛ぶクルマ」事業に関する業務提携

物流全般 2023.06.17

Volocopter GmbH との 「空飛ぶクルマ」事業に関する業務提携について

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社(社長:柄澤 康喜)傘下の 三井住友海上火災保険株式会社(社長:原 典之、以下「三井住友海上」)は、「空飛ぶクルマ」※1 を開発 するドイツの Volocopter GmbH(CEO:Florian Reuter、以下「ボロコプター社」)との業務提携に合意し ました。三井住友海上は、ボロコプター社が業務提携する初めての日本企業となります。 ボロコプター社は、シンガポールやドバイ等でのデモフライトに成功し、「空飛ぶクルマ」における欧州 航空安全庁(EASA)の認証※2を取得するなど、順調に機体開発を進めています。また、国際的なパート ナーとの協業により輸送サービスの提供、航空管制、離発着場の開発・運営、機体メンテナンス等も含め たエコシステムの構築を目指しています。 三井住友海上は、ASEAN10ヵ国で元受事業を展開しているネットワークを活用し、アジア地域で の「空飛ぶクルマ」事業に関する提携先として、ボロコプター社の実証実験に参画するなど、「空飛ぶクル マ」の機体やオペレーションに関するノウハウを収集し、商品・サービスの開発につなげていきます。

※1「電動」・「垂直離着陸」・「自動飛行」等による次世代エアモビリティをいいます。

※2 垂直離発着機に関し、EASA の認証(DOA:Design Organisation Approval)を取得しました(2019 年 12 月)。当該認証 を取得したのは、ボロコプター社が初めてです。

1.「空飛ぶクルマ」の動向

「空飛ぶクルマ」は、輸送サービスや災害時の移動・物資輸送手段として注目されており、世界各国の 大企業やスタートアップが機体開発を行い、さまざまな業界が投資するなど、実用化の動きが進んでい ます。 また、日本でも官民協議会が設立され、「空の移動革命に向けたロードマップ」が策定されたほか、複数 の自治体が「空飛ぶクルマ」の活用方針を掲げるなど、その動きが加速しています。

2.業務提携の目的

MS&ADグループは、米国シリコンバレーに設立したコーポレートベンチャーキャピタル 「MS&AD Ventures」を通じて、シナジー効果を期待できる海外スタートアップを積極的に 発掘してきました。 今回、こうした活動を通じて、三井住友海上は「空飛ぶクルマ」事業の開発で先行するボロコプター社 と提携し、具体的なオペレーション経験に関するノウハウを収集します。これにより、「空飛ぶクルマ」 の特徴をふまえた商品・サービスの開発を進めます。 また、本業務提携を通じて得たノウハウの提供や「空飛ぶクルマ」に対応した商品・サービスの開発に より、都市での迅速・快適な移動(渋滞問題の解決等)、中山間地域での移動手段の確保、災害時の利活 用等、「空飛ぶクルマ」を活用した社会課題の解決に貢献していきます。

3.ボロコプター社の概要

会社名 Volocopter GmbH

本社所在地 Zeiloch 20, D-76646 Bruchsal, GERMANY(ドイツ・ブルッフザール)

代表者 CEO Florian Reuter

設立年 2011年

主な事業内容

「空飛ぶクルマ」のサービス開発、パートナー企業とのエコシステムの構築 (機体開発、輸送サービスの提供、航空管制、離発着場の開発・運営、機体 メンテナンス等)

オフィシャルサイト

https://www.volocopter.com/en/

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