ロジネットジャパン/北海道十勝における産学協同事業の展開 物流全般 2023.06.17 北海道十勝における産学協同事業の展開について ~ 帯広畜産大学と株式会社ロジネットジャパンが連携・協力に関する協定を締結 ~ 国立大学法人帯広畜産大学(帯広市)と、株式会社ロジネットジャパン(本社:札幌市中央区 代表 取締役社⾧ 木村 輝美)は、日本の食糧基地である北海道農業の持続的発展・経済の発展に貢献する ため、産学協同事業に関する協定書を 2020 年 2 月 25 日に締結いたしました。 帯広畜産大学は、ロジネットジャパンに対し、北海道十勝における地方創生事業を展開するなかで産学協 同事業に関する下記提案をいたしました。 ・ 北海道の農業は、就業人口の減少・高齢化、農地の大規模化、農業技術の途切れない伝承、生産 力の維持拡大、温暖化による作付種の変化、農産物の高付加価値化・6次産業化、これらに対応し た経営体強化等の様々な課題を抱えた状況にある。 ・ こういった課題の解決のためには、産学の強固な連携を持って取り組む必要があり、北海道発祥企業 の地域貢献として北海道農業発展に貢献するという主旨から、ロジネットジャパンに対し協力・支援を要 請し、産学協同事業を提案するものである。 ロジネットジャパンで提案内容を検討した結果、上記提案の主旨に賛同し、協定書を締結して帯広畜産大 学との産学協同事業を実施することといたしました。 <産学協同事業の主旨及び目的> 帯広畜産大学とロジネットジャパンは、産学協同事業を通じて帯広畜産大学の研究成果とロジネットジャパ ンのビジネスノウハウ、ビジネスネットワーク等の経営資源を融合し、農業の6次化に向けたフロンティアのビジネス モデルを構築することを目指します。これにより、今後の農業生産力の維持のための生産者の育成及び次世代 の農業を担うビジネスモデルの構築を通して、北海道農業の伝承と生産力の維持拡充に寄与し、ひいては経済 付加価値の創出による北海道農業の発展と地方創生に貢献してまいります。 ロジネットジャパンにおいては、これら一連のアグリ関連ビジネスへのチャレンジが北海道の農業生産力の拡充 と経済発展の一助になるとの考えのもと、社会的に意義のある事業としてこれを進めていくものです。 (目的) ・ 北海道の今後の農業生産を担う人材の育成や、新たな農業経営体のあり方についての研究、実践を通 じて、北海道農業の発展に寄与する。 ・ 大規模・省力化・高効率化農業(スマート農業)に関する研究及びその実践を通じて、北海道の農業 生産の変革に寄与する。 ・ 農業の6次化に関する技術研究や実践を通じて、経済付加価値の創出を支援する。 <協定書の概要> ・ ロジネットジャパンは、帯広畜産大学内の実験圃場において、馬鈴薯生産の6次産業化にチャレンジする。 ・ 帯広畜産大学は圃場において馬鈴薯生産に関わる技術研究(ロボットトラクターによる工程自動化、土 壌診断を活用したスマート施肥、⾧期保存・輸送に適した馬鈴薯品種の選定に関する研究など)を行う。 ・ 帯広畜産大学とロジネットジャパンは連携し、北海道の農業生産力拡充に資する共同農業経営体や農 業コントラクターによるビジネスモデルなど、これまでの農業生産の技術を伝承しながらも、今後の農業生産 を担う新たなビジネスモデルに関する研究を行う。