川崎汽船/マレーシア国営石油ガス会社PETRONASグループ向けLNG船の長期定期傭船契約・造船契約締結 物流全般 2023.06.17 マレーシア国営石油ガス会社PETRONASグループ向け LNG船の長期定期傭船契約・造船契約締結 当社はこのたびマレーシアの国営石油ガス会社PETRONASグループ傘下のPETRONAS LNG Ltd.社との間で、新造79,960m3(メンブレン)型LNG船2隻を対象として、12年+12年(延長オプション)の長期定期傭船契約を締結いたしました。また同時に中国 滬東中華造船(Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co., Ltd.)と当該新造船の造船契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。 本傭船契約は、PETRONASグループが新造船をベースにマレーシア国外船社と締結する初めての長期定期傭船契約となります。 新造船はX-DFエンジン(※)を採用し、幅広い船速域における低燃費運航により環境負荷の低減を実現します。 PETRONASグループはLNG生産者として35年以上の経験を持ち、25か国以上へLNGを供給しています。また、2016年には世界で初めて浮体式の洋上LNG生産基地(Floating LNG)のコンセプトを導入した世界的なエネルギー企業です。当該新造船2隻は2022年よりマレーシア(Bintulu港)から中国Shenergy (Group) Co., Ltd.向けのLNG輸送に従事する予定です。 当社は1983年に日本籍で初めてのLNG船「尾州丸」を就航させて以来、37年間にわたって安全運航のノウハウとネットワークを蓄積してきました。当社はこの知見を生かし、長期契約による安定収益事業を強化するとともに、変化する顧客ニーズにも的確に対応し、拡大するエネルギー需要を支えてまいります。 (※) X-DFエンジン:ガス焚き低速ディーゼル機関 〔新造船主要目〕 ・造船所:滬東中華造船 (Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co., Ltd.) ・竣工時期:2022年 第2四半期 (予定) ・全長:約239m ・型幅:36.6m ・タンク容積:79,960m3 ・推進機関:X-DF (ガス焚き低速ディーゼル機関) ・速力:17.5ノット