オープンロジ/国際エクスプレスサービスのDHLと輸送契約を締結 物流全般 2023.06.17 国際エクスプレスサービスのDHLと輸送契約を締結、越境EC支援を強化 〜信頼のグローバルブランドを新たに配送手段に加え、より多様なニーズに応える〜 物流プラットフォームを運営する株式会社オープンロジ(本社:東京都豊島区、代表取締役CEO:伊藤秀嗣、以下オープンロジ)は、国際エクスプレスサービスを展開するDHLジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:トニー カーン、以下DHL)と、越境EC支援の強化を目的に輸送契約を締結し、オープンロジ上で利用可能な配送手段にDHLが新たに加わりました。またオープンロジの倉庫管理システム(以下WMS)もDHLと連携を開始し、倉庫事業者様はWMSを導入していただくことで、より簡単に海外発送の物流業務を行えるようになりました。今後も両社の連携を強化し、最適なEC向け物流サービスの提供に取り組んでまいります。 <本件のポイント> 越境EC市場規模は2020年まで年20%超の成長が予想されるも、物流が事業者の課題に 本連携により、越境EC事業者はDHLの高品質かつスピーディな配送が利用可能に 倉庫会社はオープンロジのWMSを利用することにより、DHL含む5つの海外配送キャリアの物流業務を効率的に運用可能。WMSは提携倉庫以外へシステム単体でも提供可能 写真向かって左がDHLジャパン法人営業第一部 部長・小島氏、右がオープンロジ代表・伊藤 ■輸送契約を締結した背景 越境ECは継続的な伸びが予想される一方で、EC事業者にとっては海外配送における手間や配送品質が課題となっています。当社も以前よりEMS等を用いた海外発送代行を通じ国内事業者の越境ECを物流面から支援してまいりましたが、需要の高まりを受け一層の支援強化の必要性を感じておりました。そこでこのたび国際エクスプレスサービスのリーディングカンパニーであるDHLと連携し、より多様な配送オプションの提供を通じて支援強化を実現いたしました。 ■今回の連携で実現すること 両社の連携イメージ図。梱包・出庫までをオープンロジ 、以降の通関・海外配送をDHLが担う。 1 EC事業者様:DHLが提供する高品質な海外配送サービスが、オープンロジで利用可能に ・2月6日より、オープンロジ利用者が利用可能な海外配送手段にDHLが加わる・DHLは世界220以上の国と地域の幅広い配送に対応・高い配送品質やスピード等の強みで、高額商品の配送やブランディングのニーズに応える 2 倉庫事業者様:WMSの利用で、DHL含む5つ※の海外配送キャリアの業務を効率化可能 ・DHLをはじめ複数の海外配送キャリアにおいて、送り状発行や荷物追跡情報の管理がより簡単に。従来の手書き作業等から解放されます (※現在の連携サービス: DHL・EMS・4PX・ECMS・Buyandship)・オープンロジのWMSは、提携倉庫以外へのシステム単体での提供も可能 ■DHLジャパン株式会社 法人営業第一部 部長 小島 英雪氏 コメント このたびオープンロジ様より、国際輸送のパートナーとして選んでいただきましたことを非常に光栄に思っております。越境ECに関してマーケティングや販売方法に多くの時間を費やし物流は後回しになる事がございますが、商品を確実に購入者様のお手元に届けることは越境ECにおいて非常に重要なポイントとなります。荷主様の様々な販売チャネルに対応したシステムにより『物流をもっと簡単、シンプルに』というオープンロジ様と、DHLの 『Excellence. Simply Delivered.』 の企業スローガンの下で新規にビジネスを開始することは、弊社にとって今後の成長におけるとても重要な一歩となります。業界最大規模のDHLの国際ネットワークで、世界中のお客様にスピーディーで高品質な輸送を提供し、越境ECの発展にお役に立ちたいと思います。 ■株式会社オープンロジ 代表取締役CEO 伊藤 秀嗣 コメント 弊社は従来EMSを活用し越境EC支援を行ってまいりましたが、越境ECが活発になるに伴い「高額商品をより安全に配送したい」「海外向けに日本酒を販売したい」といった様々なご要望をいただくことが増加しておりました。今回DHL社と連携したことで、配送品質やスピード・取り扱い品目※といった部分でより幅広いニーズに対応が可能になりました。今後も両社の強みを生かし海外発送の選択肢を広げ、越境EC事業者の物流支援をより強化してまいります。(※アルコール等特定の品目についてはお取り扱いに際し規定がございますので、詳細はお問い合わせください。) ■海外配送にDHLを利用するユーザー様のお声(株式会社IMCF 代表取締役 吉武 正道氏) 当社はD2Cによるデザイナーズブランドのインキュベーション事業を行っており、現在自社ECでアパレル製品・革製品を国内外に販売しています。物流については創業時からオープンロジを利用しており、導入までのスピード感や導入後の拡張性、使いやすいUIや各種システム・サービスとの連携のしやすさが魅力です。海外配送の手段には、配送品質などを重視してDHLを利用しています。卸ではなく直接購入者に向けた配送のため、配送状況の詳細な追跡が可能なことや顧客対応が親切な点に魅力を感じ、DHLを選択しました。 ■利用開始の方法 ・EC事業者様:ご利用には、オープンロジのアカウントが必要です。アカウント登録のうえ、下記お問い合わせ先へDHLの海外発送サービスをご利用希望の旨ご連絡ください。 ・倉庫事業者様:下記お問い合わせ先まで、WMSの導入をご希望の旨ご連絡ください。 お問い合わせ:bizdev-ml@openlogi.com アカウント登録受付:https://openlogi.com/ ※お申し込み状況等によっては、弊社にてご利用を調整・制限させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 ■DHLジャパン株式会社について DHLグループの日本支社として、1972年に日本初となる国際エクスプレス(国際航空貨物輸送)のサービスを開始。世界220以上の国・地域をカバーするグローバルネットワークを有し、国際航空貨物のリーディングカンパニーとしてサービスを展開しています。 会社名 : DHLジャパン株式会社 代表者 : 代表取締役社長・トニー カーン(Tony Khan)設立 : 1969年(DHLグローバル) 所在地 : 東京都品川区東品川1-37-8事業内容 : 国際エクスプレス(国際航空貨物輸送)サービス(www.dhl.co.jp) ■株式会社オープンロジ 会社概要 オープンロジは「物流をもっと簡単、シンプルに」をコンセプトに、透明でシンプルな業界最安値水準の料金体系で、オンライン上で簡単に物流業務をアウトソーシングできるオンデマンドの物流サービスです。中小規模のEC事業者を中心に現在6,000社以上に導入いただいております。会社名 : 株式会社オープンロジ 代表者 : 代表取締役CEO・伊藤 秀嗣設立 : 2013年12月25日 所在地 : 東京都豊島区東池袋1-34-5いちご東池袋ビル9階事業内容 : 物流プラットフォームサービス(https://openlogi.com/) ■参考:越境ECを取り巻く環境について 経済産業省「平成30年度電子商取引に関する市場調査」によると、世界の越境EC市場規模は急拡大しており2020年まで毎年対前年比20%以上の高い成長率が続き、同年の市場規模は約9,940億ドルにも達する見通しです。一方で物流面に課題を感じている事業者が多く、日本貿易振興機構が日本企業に行った調査(図1)では、商品配送に係るリスクが課題の上位に挙がっています。