日本ロジテム/5億1600万円の経常利益を計上(2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 営業収益 営業利益 経常利益 四半期純利益 2020年3月期第2四半期 25,930 8.2 502 ― 516 ― 202 ―2019年3月期第2四半期 23,966 9.3 △17 ― 17 ― △49 ―(注)包括利益 2020年3月期第2四半期 40百万円 (―%) 2019年3月期第2四半期 △149百万円 (―%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善し、緩やかな回復基 調が継続するものの、米中貿易摩擦や中国経済の減速などによる影響が懸念されるなど、先行き 不透明な状況で推移いたしました。 当社グループが属する物流業界につきましては、国内貨物の荷動きに力強さが見られない中、 人手不足の深刻化もあり人件費等のコストが上昇を続けるなど、取り巻く環境は厳しいものであ りました。 このような状況の中、当社グループは既存業務の収益性向上を図りながら、中期経営計画の基 本戦略に定めた「輸送力の強化」、「成長市場へのシフト」、「国際物流の強化」にグループ一 丸となって取り組んでまいりました。 国内につきましては、自社車両の増強や倉庫機能の強化を進め、通販関連の得意先との取引深 耕を図りました。また、9月に引越事業等の拠点として「新砂営業所」(東京都江東区新砂)を 開設したことに加えて、新規得意先の業務開始に伴い「南大塚センター」(埼玉県川越市)を開 設するなど、3PL事業の拡大に向けた拠点展開を行いました。 海外につきましては、ベトナムにおいて、ダナン市に新倉庫を開設するとともに組織再編後の 体制整備を進め、業務運営の安定化に取り組みました。また、タイを軸にミャンマーやカンボジ ア間の輸送業務を開始するなど、インドシナ半島地域における国際陸上輸送の拡大に注力いたし ました。 これらの取り組みにより、営業収益は、通販関連の得意先との取引が拡大したこと、得意先の ニーズへの迅速な対応により取扱量が増加したことなどから、増収となりました。利益面は、営 業収益の増加に加えて、業務の効率化が進展し主要事業の利益率が向上したこと、販売費及び一 般管理費が減少したことなどから、増益となりました。なお、営業利益および親会社株主に帰属 する四半期純利益は、前年同期の損失計上から黒字に転換いたしました。 その結果、当第2四半期連結累計期間の営業収益は259億30百万円(前年同期比8.2%増)、営業 利益は5億2百万円(前年同期は営業損失17百万円)、経常利益は5億16百万円(前年同期は経 常利益17百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億2百万円(前年同期は親会社株主 に帰属する四半期純損失49百万円)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ①貨物自動車運送事業 新たな配送業務を受託したことや輸送量が増加したことに加え、運送コストの上昇に対して得 意先との料金改定や自社車両の配送効率向上を進めた効果があったことなどから、増収増益とな りました。 その結果、営業収益は、111億54百万円(前年同期比6.1%増)、セグメント利益は、6億80百 万円(同13.2%増)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の43.0%を占めております。 ②センター事業 通販関連およびインテリア関連の得意先の取り扱いが伸長し入出荷量が増加したこと、作業計 画の精度や作業習熟度の向上に加え、自動化設備の導入等により倉庫内作業の効率化が一層進ん だことなどから、増収増益となりました。 その結果、営業収益は、59億95百万円(前年同期比19.9%増)、セグメント利益は、2億55百 万円(同901.3%増)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の23.1%を占めております。 ③アセット事業 前連結会計年度に開設した拠点を中心に通販関連の得意先の保管面積が拡大したこと、新規得 意先の獲得やスポット保管貨物等の誘致もあり既存拠点の倉庫稼働率が高位で推移したことなど から、増収増益となりました。 その結果、営業収益は、58億3百万円(前年同期比4.6%増)、セグメント利益は、5億54百万 円(同15.0%増)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の22.4%を占めております。 ④その他事業 新規請負業務の開始等により得意先施設内の業務請負事業が堅調に推移したこと、ベトナムに おいて大型商業施設向け什器の販売があったことなどから、増収増益となりました。 その結果、営業収益は、29億77百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益は、2億96百万 円(同1.6%増)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の11.5%を占めております。 (略)