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東海運/営業収益は前年比0・2%増、経常利益は前年比37・1%減(2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

           営業収益  営業利益   経常利益 四半期純利益

2020年3月期第2四半期 20,582 0.2  182 △32.3  198 △37.1  61 △63.7

2009年3月期第2四半期 20,535 2.8  269 △22.1  315 △12.2  169 △9.0

(注)包括利益 2020年3月期第2四半期  △24百万円 (―%) 2019年3月期第2四半期  251百万円 (△9.0%)

(略)

(1)経営成績に関する説明 当第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)のわが国経済は、消費税増税前の駆け込み需要 などを背景に、個人消費が緩やかな回復基調で推移したものの、米中貿易摩擦の改善の兆しが見えない中、不安定 な状況で推移しました。 物流業界におきましては、中国経済低迷の影響などに伴い、国内の機械設備投資に弱さがみられ、生産関連貨物 は力強さを欠く荷動きとなりました。また、公共投資が底堅く推移したものの、足踏み状態となった住宅投資の影 響により、建設関連貨物は低調な荷動きとなりました。 国際貨物輸送におきましては、輸出は、アジア向けを中心に外需の不振が影響して弱含みで推移しました。輸入 は、消費税増税前の駆け込み需要の影響がみられたものの総じて横ばいで推移しました。 このような経営環境の下、当社グループは、将来にわたって持続的な成長を遂げるため、『市場と顧客に選ばれ る企業』を将来のありたい姿として掲げるとともに、その達成のための長期的な課題として(1)環境変化への適 応、(2)最新技術の取込み、(3)事業領域の拡大を示し、事業を展開する市場だけではなく株式市場や労働市場 においても、より多くの方々に魅力的であると認識され、選ばれる企業を目指しております。 また、『将来のありたい姿』のより具体的な戦略として、『次の100年に向け、「挑戦」を続ける新たな社風を作 り上げるため、意識改革とその土台作りを着実に実行する「3年間」とする』ことを基本方針とした中期経営計画 『Azuma Challenge Next100 ~新たな100年へ~』の2年目として、(1)企業風土の変革、(2)グループ営業力の 強化、(3)6事業領域の充実という3つのグループ重点課題に基づき、企業価値の向上を目指した施策にグループ 一丸となって取り組んでおります。 企業風土の変革とグループ営業力の強化については、より効果的かつ機動的な営業体制の確立を図るため、営業 組織の見直しを実施いたしました。 6事業領域の充実については、引き続きプライシングの適正化に向けて取り組んでおります。 これらの結果、当第2四半期連結累計期間の営業収益は、205億8千2百万円と前年同四半期に比べ4千7百万円 (0.2%)の増収となり、営業利益は1億8千2百万円と前年同四半期に比べ8千7百万円(32.3%)の減益、経常利益 は1億9千8百万円と前年同四半期に比べ1億1千6百万円(37.1%)の減益となりました。 また、親会社株主に帰属する四半期純利益は6千1百万円と前年同四半期に比べ1億8百万円(63.7%)の減益とな りました。

セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。

①物流事業

物流事業におきましては、国際貨物について、家具・日用雑貨品等の最終消費財の輸入量が堅調に推移したこと 等により、海上コンテナの取扱量が増加しましたが、度重なる台風等の影響もあり蔵置スペースが逼迫し、他社施 設使用に伴い作業費用も増加しました。ロシア・中央アジア関連貨物については、ロシア経済が緩やかな回復基調 にあることにより、ロシア向けの消費財関連貨物の取扱量は堅調に推移しました。また、鉱物資源の需要の高まり により中央アジア向けの生産関連貨物の取扱量が増加しました。国内貨物については、鉄鋼製品をはじめとする建 材関連貨物が低調な荷動きとなった影響により、カーフェリー輸送や陸上輸送において、取扱量が減少しました。 これらの結果、物流事業の営業収益は、149億9千5百万円と前年同四半期に比べ2億1千9百万円(1.5%)の増収 となり、セグメント利益は、7億4千6百万円と前年同四半期に比べ1億9百万円(12.8%)の減益となりました。

②海運事業

海運事業におきましては、東京オリンピック・パラリンピック関連需要がピークアウトしたことにより、セメン ト船・内航粉体船・一般内航貨物船の取扱量が減少しました。外航船については、2019年2月より粉体船が契約終 了となり、1隻減船した影響を受け取扱量が減少しました。これらの影響により海運事業全体の取扱量は減少しま したが、外航一般貨物船の新規貨物獲得や一般内航貨物船の効率的な配船、港費及び燃料費等の費用削減に努めま した。 これらの結果、海運事業の営業収益は、52億4千3百万円と前年同四半期に比べ1億9千8百万円(3.7%)の減収と なり、セグメント利益は、2億3百万円と前年同四半期に比べ1百万円(0.8%)の増益となりました。

③不動産事業

不動産事業におきましては、保有資産の適正な維持管理を行いました。 これらの結果、不動産事業の営業収益は、2億1千1百万円と前年同四半期に比べ3百万円(1.7%)の増収となり、 セグメント利益は、1億7千2百万円と前年同四半期に比べ2百万円(1.5%)の増益となりました。

④その他事業

その他事業におきましては、植物工場での増産体制の構築により、前年同四半期に比べミニトマトの収穫量が増 加しました。また、収穫量安定化に向け、設備の増強により増産体制の整備に努め、継続して業務改善策、従業員 のスキル向上及び販路拡大に向けた取り組みを行いました。 これらの結果、その他事業の営業収益は、1億3千1百万円と前年同四半期に比べ2千2百万円(21.0%)の増収と なり、セグメント利益は、1千万円(前年同四半期は3千1百万円のセグメント損失)となりました。

上記セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額で記載しており、四半期連結損益計算書の営業利益と調 整を行っております。なお、上記金額には、消費税等は含まれておりません。

(略)

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