川崎近海汽船/2019 年度 中期経営計画を策定 物流全般 2023.06.17 2019 年度 中期経営計画の策定について 当社は、今般 2019 年度中期経営計画(2020 年 3 月期~2022 年 3 月期)を策定しましたので、その 概要を下記のとおりお知らせします。(数値は全て連結ベース) 1.全体的課題 海上輸送を通じて社会への貢献に努めるとともに、収益力の向上と安定配当の継続を目指し、 以下の全体的課題に取り組んでまいります。 (1) 近海部門では、市況動向と顧客のニーズをしっかりと把握したうえで、必要な船隊整備を行い、 長期的な収支の安定を目指してまいります。 (2) 内航部門では、モーダルシフトの拡大を念頭に顧客のニーズに沿った輸送サービスを提供し、 収益力の向上に努めてまいります。 (3) OSV 部門では、オフショア支援船事業の充実化に取り組み、収益の拡大を図ってまいります。 ※ OSV とは、「Offshore Support Vessel(オフショア支援船)」の略称です。 (4) 当事業年度の 2020 年 1 月から適用される SOx 規制(船舶用燃料油の低硫黄化環境規制)につい ては、適切に対応を行ってまいります。 2.部門別課題 ① 近海部門 中国を始めとする海外経済の減速が懸念されるなか、当社のテリトリーであるアジア近海船市 況の先行きも不透明な状況になっております。こうした中、市況動向と顧客のニーズをしっかり と把握したうえで、13 型ツインデッカーやスモールハンディの新造を含めた船隊整備を継続し、 商権の維持・拡大と収支の安定を目指してまいります。 鋼材輸送では、近海船の往航貨物として新規の鋼材輸送の獲得に向け、きめ細かな営業展開に 取り組んでまいります。 バイオマス発電所用燃料の輸送については、近海地域に留まらず、遠隔地からの輸送案件も含 め、長期契約の獲得に向け、取り組んでまいります。 バルク輸送では、主要貨物であるロシア炭の輸送について、顧客のニーズに合った船型投入を 可能にするため、船隊のバリエーションを確保しながら、日本市場でのプレゼンスの向上に努め てまいります。 ② 内航部門 トラックドライバー不足が社会問題化するなか、内航部門では、RORO 船および旅客フェリーに よる定時性の高い輸送サービスを提供することで、陸上輸送から海上輸送への転換を図るモーダ ルシフトを促進し、海上輸送需要の掘り起こしに取り組んでまいります。 定期船輸送では、競合他社を含め新造大型化が進み、北海道航路、九州航路ともに競争が激化 することが予想されるなか、グループ各社を含めた陸送業者との関係を緊密にして、貨物の獲得 に取り組んでまいります。 不定期船輸送では、石灰石および石炭の各専用船の安全運航に努め、商権の維持と拡大を目指 します。また石炭の二次転送については、これまでの経験を活かして新規需要の獲得と収支の改 善を目指してまいります。 フェリー輸送では、当社乗船の貨物は宅配貨物など納期が限定される貨物が多いことから、引 き続き安定した需要を見込んでおりますが、顧客の動向をいち早く掴み、2つのフェリー航路を 効率的に活かした航路運営を行ってまいります。 ③ OSV 部門 エネルギー資源の乏しい我が国にとって海洋資源開発への期待はますます高まる傾向にありま すが、OSV 部門では、こうした状況を捉え、洋上風力発電設置事業などを含む政府の策定する海 洋基本計画に沿った事業への参画と新規顧客の開拓に注力し、積極的な営業展開を図ってまいり ます。 (略) 以下、詳細は下記アドレスを参照ください。 2019年度 中期経営計画の策定について.pdf