日本貨物鉄道/貨物駅構内の倉庫を活用した飲料輸送を開始 物流全般 2023.06.17 貨物駅構内の倉庫を活用した飲料輸送の開始について ~年間 2,500 台のトラックと 800 トンの CO2 を削減します~ このたび当社は、JR貨物グループ会社が貨物駅構内で運営する線路と直結した倉庫を 活用し、アサヒビール株式会社が製造したアルコール飲料の輸送を開始しました。 この一般トラック輸送から鉄道コンテナ輸送へのモーダルシフトにより、CO2 排出量の 削減はもとより、積み込み作業効率化や空コンテナの積コンテナ化も同時に図ることが可 能となりました。この輸送の概要は下記の通りとなります。 当社は今後も、積替え施設の設置等、貨物駅構内の利便性の向上を図り、お客様ととも に、さらなる環境負荷の低減と持続可能な社会の実現に貢献していきます。 記 1.概要 (1)輸送開始日 2019 年(平成 31 年)2 月 13 日 (2)輸送区 間 隅田川駅(東京都荒川区)→ 新潟貨物ターミナル駅(新潟県新潟市) (3)顧 客 アサヒビール株式会社 (4)輸送品 目 アルコール飲料(RTD・洋酒・ワイン等) (5)輸 送 量 週 2 回 1 回あたり 12 フィートコンテナ 5 個(25 トン) ※ 現在、輸送量の増加を検討しています。 (6)輸送列 車 既存の列車を利用 (7)使用倉 庫 日本運輸倉庫株式会社隅田川IPCセンター(JR貨物隅田川駅構内) 2.効果 (1)長距離トラック運行年間約 2,500 台相当分を削減 (2)CO2 排出量を年間約 800 トン削減(従来比約 32%減) (3)関東・新潟間往復輸送量の差により発生していた空コンテナ回送の積コンテナ化 (4)線路直結倉庫で貨車上コンテナへ製品を直接積み込むことによる作業効率の向上