日本政策投資銀行/北海道クールロジスティクスプレイスに対する出資を実施 物流全般 2023.06.17 北海道クールロジスティクスプレイス(株)に対する出資を実施-苫小牧港における港湾立地型冷凍冷蔵倉庫事業立ち上げに「特定投資業務」を活用- 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、苫小牧埠頭株式会社等とともに北海道クールロジスティクスプレイス株式会社(本社:北海道苫小牧市、代表取締役:橋本哲実、以下「当社」という。)に対し、出資を実施しました。 当社は、国内有数の貨物取扱量を誇り、新千歳空港にも至近な道内最大の物流港である苫小牧港において港湾立地型の食品用冷凍冷蔵倉庫を整備することを目的に、同港を事業拠点とする苫小牧埠頭株式会社によって昨年12月に設立されました。 本件は、苫小牧港において、当社が上記事業を新たに立ち上げることにより、(1)季節変動が大きい道内食品出荷の安定化・平準化、(2)食品加工業の集積、(3)人手不足を踏まえた道内産品の混載・共同化、(4)空港と連携した輸出入体制の強化などの物流高度化を進めることで、北海道の「食」関連産業の高付加価値化を目指すものであり、北海道が策定した北海道食の輸出拡大戦略や国による農林水産物・食品の輸出促進を踏まえた取り組みです。 DBJは、かかる取り組みが、苫小牧港の機能強化による物流高度化を通じて、北海道の「食」関連産業の活性化・競争力強化に資することを評価し、「特定投資業務」を活用した新規事業立ち上げのサポートを行うこととしました。 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。 <新設冷凍冷蔵倉庫の概要> 建設地 北海道苫小牧市字弁天1番地44~45(苫小牧東港区・国際コンテナターミナル隣接地) 竣工時期 2019年度上期 設 備 収容能力:21,000トン(冷蔵7,900トン、冷凍7,000トン、冷凍・冷蔵切替6,100トン)温度帯:冷蔵0~15℃、冷凍-40~-25℃、冷凍・冷蔵切替-25℃~15℃、機能:CA冷蔵庫(2,100トン)、急速冷凍庫、加除湿装置 取扱品目 食品加工品(冷凍食品・菓子等)、加工用中間製品、農産物(野菜、コメ、豆、果実等)、畜産物(牛肉、牛乳、乳製品等)、水産物(ホタテ、鮭、スケトウダラ等)