日本貨物航空/シンガポール航空カーゴと戦略的パートナーシップを締結 物流全般 2023.06.17 日本貨物航空とシンガポール航空カーゴ、戦略的パートナーシップを締結 日本貨物航空(以下NCA、本社:日本、代表取締役社長:坂本深)とシンガポール航空カーゴ(以下SIAカーゴ、本社:シンガポール、社長:チン・ヤウ・セン)は、お客様のさらなる利便性向上の機会を共に追求すべく、戦略的パートナーシップの構築に向けた覚書(以下MOU)を締結しました。 この戦略的パートナーシップは今後、両社が5年をかけて段階的に拡大してきた既存のブロックスペース契約に基づいて構築されていきます。 その第一段階として両社は、当局による承認を前提とし、2018年4月1日より日本とシンガポールを結ぶ路線にてコードシェアを開始することで合意しました。この合意により、両社のお客様のご要望に沿った、より柔軟なサービスを提供してまいります。 現在、NCAは成田空港-チャンギ空港間をボーイング747Fにて週6便の定期便を運航し、SIAカーゴはチャンギ空港-成田空港間で毎日2便、チャンギ空港-羽田空港間で毎日3便、旅客便を運航しています。 コードシェア便の詳細は次の通りです。 日本貨物航空が運航するコードシェア便 便名 機種 運航曜日 路線 KZ283/SQ7601 B747F 月曜 成田 – 関西 – シンガポール KZ283/SQ7601 B747F 火曜 成田 – 関西 – シンガポール KZ283/SQ7601 B747F 水曜 成田 – 関西 – シンガポール KZ283/SQ7601 B747F 木曜 成田 – 関西 – シンガポール KZ283/SQ7601 B747F 金曜 成田 – 関西 – シンガポール KZ263/SQ7601 B747F 土曜 成田 – シンガポール 当社コメント(坂本深代表取締役社長):当社にとってシンガポールはアジアにおける主要拠点の一つであり、昨年、定期便就航30周年の節目を迎えました。この折に、SIAカーゴとの提携関係強化に踏み出せることを、大変喜ばしく感じています。コードシェア便の運航を第一歩として、今後益々、両社の関係を発展させ、お客様に選ばれる航空会社であり続けたいと考えています。 SIAカーゴコメント(チン・ヤウ・セン社長):当社は長年に渡るNCAとの関係を大変重要に思っています。今回のMOU締結は、両社による相乗効果を実現し、プロダクトとサービスを共に拡大することで、お客様の利益向上を目指すという、私たちの取り組みを示すものです。今回の東京とシンガポール間を結ぶコードシェア便の運航は、両社の戦略的パートナーシップを発展させていくうえで重要な第一歩となります。 日本貨物航空について 当社は1978年、日本で唯一の貨物専業航空会社として設立され、2010年に日本郵船の完全子会社となりました。現在、ボーイング747-400型及び747-8型の貨物専用航空機を保有し、成田を拠点に、アジア、アメリカ、およびヨーロッパの世界主要15都市に幅広いネットワークを展開しております。当社の理念である、「航空貨物輸送を通じて国際交流を支え、世界の社会、経済、文化の発展に貢献します」に基づいて、これからもお客様に満足して頂けるサービスの提供に努めてまいります。 シンガポール航空カーゴについて 現在シンガポール航空の100%子会社であるシンガポール航空カーゴは、まもなくシンガポール航空の一部門となります。ボーイング747-400Fにて貨物専用機を運航する他、シンガポール航空、スクート、シルクエアー、ノックスクートが運航する旅客便における管理・販売も行っています。輸送ネットワークは世界35カ国100路線以上に及び、国際航空運送協会(IATA)による国際貨物トンキロベースの貨物会社ランキングでは、2017年の実績において世界で9位にランクされています。また、CargoiQのサービス信頼性指標をベースとした貨物会社ランキングでは1位を獲得しています。