住友倉庫 /経常利益は前年比9・2%増(平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 平成30年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 30年3月期第3四半期 130,799 9.2 7,673 9.7 9,911 9.2 6,718 11.3 29年3月期第3四半期 119,738 △8.4 6,995 △15.4 9,072 △11.8 6,038 △5.1 (注)包括利益 30年3月期第3四半期 22,505百万円 (174.7%) 29年3月期第3四半期 8,191百万円 (46.1%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間の日本経済は、企業収益や雇用情勢が改善し、設備投資や個人消費 は持ち直しの動きが続くなど、緩やかな回復基調をたどりました。世界経済は、米国では良好な 雇用環境などを背景に緩やかな景気拡大が続き、また、アジア地域ではASEAN諸国を中心に景気 は堅調に推移し、中国経済は持ち直しの動きが続きました。 このような情勢のもと、当社グループにおきましては、平成29年5月に策定した中期経営計画 の事業戦略に基づき、事業基盤の更なる強化による持続的な成長と企業価値向上を目指してまい りました。 国内では、平成29年7月に東京都江東区の倉庫会社 株式会社若洲を子会社化したほか、同年 9月には堅調な文書保管需要を背景に、愛知県犬山市において倉庫施設の建設用地を取得いたし ました。海外では、タイにおける現地法人Rojana Distribution Center Co., Ltd.が新倉庫建設 に着工するなど、旺盛な物流需要が見込まれる東南アジアを中心に海外ネットワークの拡充を図 りました。また、海運においては、輸送数量の拡大及び経費削減に努めました。不動産では、新 規物件の取得や既存物件のテナントの確保に取り組んでまいりました。 このような取組みのもと、当第3四半期連結累計期間は、物流事業において国際輸送を中心に 取扱貨物が増加したことなどから、営業収益は1,307億99百万円(前年同期比9.2%増)、営業利 益は76億73百万円(同9.7%増)となりました。経常利益は、受取配当金の増加等により、99億 11百万円(同9.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、固定資産売却益の増加等によ り、67億18百万円(同11.3%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ①物流事業 倉庫業では、文書等情報記録媒体や日用雑貨等を中心に貨物保管残高が堅調に推移したこと などから、倉庫収入は178億1百万円(前年同期比3.4%増)となりました。港湾運送収入は前 年同期並みの271億79百万円(同0.9%増)となりました。国際輸送業では、国際一貫輸送及び 航空貨物等の取扱いが増加したことから、国際輸送収入は280億93百万円(同23.8%増)とな りました。陸上運送業及びその他の業務では、eコマースに関連する輸送の取扱拡大に伴い陸 上運送収入が増収となったことなどから、陸上運送ほか収入は313億90百万円(同6.3%増)と なりました。 以上の結果、物流事業全体の営業収益は1,044億64百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益 は76億10百万円(同4.8%増)となりました。 ②海運事業 海運事業では、林産品やコンテナの輸送量が増加したことなどから、営業収益は195億89百 万円(前年同期比19.1%増)となったものの、運賃の回復が不十分であったことに加え、燃料 油価格の上昇などにより、69百万円の営業損失(前年同期は営業損失56百万円)となりまし た。 ③不動産事業 不動産事業では、前年度に竣工した商業施設等の賃料収入が寄与したことなどから、営業収 益は77億16百万円(前年同期比1.3%増)となりました。営業利益は、増収に加え、前年同期 に不動産取得税を計上していたことなどから、37億43百万円(同9.9%増)となりました。 (注)1.上記の各セグメントの営業収益には、セグメント間の内部営業収益9億71百万円(前年 同期6億92百万円)を含んでおります。 2.上記の各セグメントの営業利益は、各セグメントに帰属しない全社費用等36億10百万円 (前年同期36億14百万円)控除前の利益であります。