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日本郵船/「J-Marine NeCST」を本社オフィスにも導入

物流システム 2023.06.17

「J-Marine NeCST」を本社オフィスにも導入
―本船運航データを迅速に収集し、一歩進んだ危機対応へ―

2018年1月18日

当社は、船舶の運航支援装置「J-Marine NeCST(ネクスト)」を東京都千代田区の本店内にある危機管理室に試験導入しました。船陸双方に設置するJ-Marine NeCSTの連携により、陸上オフィスで運航データを迅速に取得して素早い危機対応に活かし、質の高い安全管理体制を整えます。

 当社および当社子会社の株式会社MTI、日本無線株式会社が共同で開発したJ-Marine NeCSTは、運航に関わる各種情報をデジタル化し管理・共有することを可能とする装置です。当社グループの運航船に搭載し、海上での試験運用を行ってきましたが、陸上オフィスで活用するのは今回が初の試みです。

 万一の緊急事故発生時にまず重要なことは、いかに迅速に正確な情報を収集し、一括集中管理するか、という点です。これまでは主にメールや電話で情報を入手していましたが、運航船と危機管理室に設置したJ-Marine NeCSTを連携させることで、さまざまなデータをより迅速に陸上オフィスで収集することが可能となります。

 今後は、定期的に実施する危機対応訓練でJ-Marine NeCSTを活用し、事故発生時に多岐にわたる対応に追われる現場乗組員の負担を軽減するために、重要情報をより早急に送信できるアプリケーションを開発するなどして、一歩進んだ危機対応を目指します。

 当社グループはビッグデータに早くから注目し、その分析結果をさまざまな課題の解決に応用してきました。今後も、長期にわたり培ってきた技術にデータ活用を取り入れ、より質の高い安全運航を実現します。

 
 
危機管理室内に設置したJ-Marine NeCST

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