ユニー・ファミリーマートホールディングス/ドンキホーテホールディングスと 業務提携を検討、物流機能の合理化へ SCM・製造拠点 2023.06.17 ユニー・ファミリーマートホールディングスとドンキホーテホールディングスの 業務提携の検討開始について ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社(以下「ユニー・ファミリーマート HD」。)と株式会社ドンキホーテホールディングス(以下「ドンキホーテ HD」。)は、本日、 両社グループの業務提携に向けた検討を開始することにいたしましたので、下記のとおりお 知らせいたします。 記 1. 背景及び目的 ユニー・ファミリーマート HD は、株式会社ファミリーマートを主力としたコンビニエン スストア事業(CVS 事業)、ユニー株式会社を主力とした総合小売事業(GMS 事業)及びその 周辺事業などを展開しております。 ドンキホーテ HD は、主力業態のバラエティ型総合ディスカウントストア「ドン・キホー テ」、ファミリー向けライフスタイル型総合ディスカウントストア「MEGA ドン・キホーテ」 及び DIY 用品を取り扱うホームセンター「ドイト」など、複数の業態を運営しています。 我が国の小売業界においては、総人口の減少による市場規模の縮小や、e コマースの市場 規模の拡大を含めた業態を超えた競争環境の激化、消費者の低価格志向の継続、店舗や物流 における人手不足等により、厳しい経営環境が続いており、また、消費者ニーズの多様化や 選別消費の傾向がますます強まっております。 このような環境下、今後の小売業は、より優れた商品開発と仕入れ、消費者の変化するニ ーズに対応する技術的対応やチャネルの多様化、プライシングの最適化が求められ、また、 店舗オペレーションの効率化や商流の合理化をはじめとして、より効率的な経営をすること が求められております。 このような状況も踏まえ、ユニー・ファミリーマート HD 及びドンキホーテ HD は、ユニー・ ファミリーマート HD が CVS 業態及び GMS 業態を、ドンキホーテ HD がディスカウントストア 業態を主力としており、両社グループの主力業態が異なることから競合関係が少なく、グル ープの垣根を越えて三業態それぞれの経営資源や独自の強み・ノウハウを活かした協業や相 互補完効果が期待できると考え、両社の業務提携に向けて検討を開始することといたしまし た。 2. 検討事項 以下のような具体的な取り組みを含む業務提携に向け、両社で協議・検討を進めてまい ります。 ① 小売事業における協働 小売事業における共同での基盤整備や出店開発、店舗の実験的な共同運営や相互利用 を始めとした協働を目指します。 ② 商品の共同開発・仕入れ 商品特性や顧客層が異なる両社の商品の開発ノウハウを共有することで、魅力ある商 品の開発及び仕入れ力強化によるコストダウン・効率化を目指します。 ③ 物流機能の合理化 商品の店舗配送等を始めとする物流機能の合理化を目指します。 ④ 海外市場及び新業態開発での協働 両社が展開する海外市場での協働や両社の経営資源を融合した新業態開発での協働を 目指します。 業務提携の具体的な内容については、半年内を目途に提携内容を具体化し、業務提携契約 を締結することを目指して協議を進めてまいります。