コープ東北/よこまちと仕入れや物流の共同化で業務提携 物流全般 2023.06.17 【プレスリリース】(株)よこまち・コープ東北 業務提携に関する合意 更新日:2017/05/19 昨年2016年4月12日に業務提携に向けた協議を開始する旨の記者発表を行い、仕入れや物流の共同化を協議し、半年後をめどに判断するとしていました。このたび、協議がまとまり、2017年4月17日に業務提携に合意しました。 1.業務提携に関する合意内容 1.商品仕入・物流の共同化2.商品、産地、メーカー等の新規取引先の開拓3.システム開発・更新・運用の共同化4.備品等の共同調達 5.店舗企画・開発6.人材育成・交流7.生産工場等の各種機能の共同化 8.宅配事業等その他の業務連携 2.2018年4月から商品の共同仕入れ、物流の共同化を開始します。 (1)共同仕入れに関する事項●「加工食品」「菓子・嗜好品」「生活用品」「消耗雑貨」の共同仕入を開始します。ただしCOOP商品は、除きます。(以下、「共同仕入該当分類」という)●コープ東北は、共同仕入れのための子会社「株式会社コープ東北」を設立します。生協法の規制により「よこまち」がコープ東北の会員になれないためです。 (2)物流に関する事項●共同仕入該当分類商品の納品を、コープ東北の物流センターより店別仕分で、八戸物流センターへ納品します。〇八戸物流センターでは、コープ東北の物流センターから納品された商品とそれ以外の商品を一緒に各店舗へ納品します。 (3)店舗における取扱商品の決定と棚配置●コープ東北で起案し、よこまちと協議の上決定します。●セール特売商品や月間サービス、100店舗企画などのサービス品については、コープ東北の企画に合わせて実施することを基本とします。 (4)システム対応について共同仕入を実施するための、システム開発は、コープ東北でおこないます。 3.他の提携事業次に掲げる提携事業に関しては、順次協議しながら具体的に実行します。 (1)仕入・物流の共同化によるメリットの創出生鮮品の市場からの共同仕入れ (2)商品、産地、メーカー等の新規取引先の開拓●品揃えを強めること。●お互いのデータを共有・分析すること。 (3)システム開発・更新・運用に関わる共同●レジ機能の開発。●会計等のシステムの共同。 (4)備品・消耗品等の共同調達什器、備品、包装資材、消耗品等の調達を共同で行うこと。 (5)店舗企画・開発の共同●新店舗や改装を行う場合のノウハウを共有。●出店に関する協議。 (6)人材の育成・交流の実施研修や教育を共同で行う。 (7)PCセンターなどの各種機能の共同化共同での惣菜センター加工を行い、より効率化を図る。 (8)共同購入・宅配事業との連動地域の高齢者や買い物困難者に対するよこまちの「とくし丸」の取り組みと、コープ東北の宅配事業の連携。 (9)イベント企画等の共同化●地域貢献のイベントを充実発展させます。●合同でのセールや企画などメリットがあるものを実施します。 4.業務提携の目的・ねらい(1)競争激化の中での地域密着の強化、事業の拡大全国的な流通環境の競争激化や人口減少、高齢化などの社会的環境の変化の中で、共に東北の中で地域に密着した小売事業を展開している両者が業務提携を行うことで、さらに地産地消の推進、地域貢献を進める為です。同時に、小売事業者として地域内でのシェアの拡大、事業の継続・安定を図る為です。 (2)提携による互いのメリット創造●よこまち(7店舗)と、東北で116店舗を展開しているコープ東北が業務提携を行うことで、様々な規模のメリットを実現することが可能です。●コープ東北に加盟する青森県内の生協店舗は青森市、弘前市に集中しており、八戸地域には2店舗(るいけ店・おいらせ店)となっています。両者が協力することで、八戸地域を含めた青森県内でのシェアの拡大や事業の効率化が図れるメリットを生む為です。 (3)東北各地域での地域づくりへの貢献●東北地域は、全国の中でも人口の減少、超高齢社会、過疎化が進み、地域で抱える問題が多々存在しています。最近では、流通業の競争激化により地域のスーパーが無くなり、高齢者などは買い物難民となって、社会的にも大きな問題となっています。同時に、東北は農業や漁業など一次産業の比率が高く、国と地域を支えており、食料自給率にとっても、非常に重要な地域です。さらに、地元のスーパーが無くなると地元業者からの仕入れがほとんど無くなり、より一層地域が疲弊することとなります。●コープ東北の各会員生協は、そうした地域の問題を協同組合らしく、行政や他の団体と協力しながら地域づくりを進めて参りました。…被災者・復興支援、高齢者見守り活動、地産地消、産直、買い物難民対策、夕食弁当、子育て支援など。●同様に、よこまちも八戸地域を中心とした地域密着型のスーパーとして同じような取り組みを進めて参りました。大手流通資本にグループ化、系列化が進む中で地域に密着した流通企業同士の連携は、こうした地域づくりを協力しながら進める上で可能性を広げることにもつながります。 以上<企業紹介> 【株式会社 よこまち】 1903年に創業し、現在青森県の八戸市を中心にスーパーマーケット「よこまちストア」7店舗(八戸市5店、三沢市・五戸町それぞれ1店)を展開しています。●本社所在地:青森県八戸市大字尻内町字八百刈39-3 ●代表取締役社長:横町俊明●資本金:4,830万円 ●売上高 92億円(2016年5月期) 【コープ東北サンネット事業連合】1995年設立。東北6県、9の地域購買生協が加盟する生活協同組合連合会です。会員生協から、商品企画・共同仕入、物流、システム運営・開発、品質管理、会計業務、店舗開発の調査・設計管理などの事業分野を受託しています。 ●本部所在地;宮城県仙台市泉区八乙女4-2-2 ●代表理事 理事長:宮本弘●会員9生協:コープあおもり、青森県民生協、コープあきた、いわて生協、生協共立社、みやぎ生協、コープふくしま、コープあいづ、福島県南生協 ■ 会員生協合計供給高 2,374億円 (2016年度実績):店舗事業 1,496億円、共同購入(宅配)事業 783億円■ 会員生協合計店舗数 113店舗:青森県内店舗 青森県民生協 12店舗 コープあおもり6店舗■ 会員生協合計組合員数176万人(世帯数2016年実績)