澁澤倉庫/グループ中期経営計画「Step Up 2019」を策定 物流全般 2023.06.17 澁澤グループ中期経営計画「Step Up 2019」の策定について 当社は、2013 年 5 月に 2017 年 3 月期を最終年度とする中期経営計画「Step Up 2016」を策定し、収 益力向上と成長力強化を基本方針として進めてまいりました。2017 年 3 月期の実績は、中期経営計画 「Step Up 2016」で掲げた業績目標に対して、営業収益、営業利益では僅かに目標に届かなかったもの の、経常利益、営業利益率については目標値を達成することが出来ました。 日本経済は緩やかな回復の一方で労働需給の逼迫が進み、海外においては経済のグローバル化の進展 とそれに対する批判の高まりなど、当社を取り巻く事業環境は引続き大きな変化が予想されます。当社と して、これら事業環境の変化に的確に対応し、収益力を高め、経営基盤をより一層強固なものとするた め、2019 年度を最終年度とする 3 ヵ年の中期経営計画「Step Up 2019」を策定いたしました。 Ⅰ.基本方針 創業 120 周年の節目の年を越え、次なる 10 年へのスタートにあたり、当社の企業理念である「チャ レンジ・クリエイト・コオペレイト」の原点に今一度立ち返り、将来の飛躍に向けた新しい取組みへ の挑戦を通じて、収益力向上と成長力強化を果たし、特色ある物流企業としての地位を確固たるもの にすることを目指します。 Ⅱ.事業戦略 (1)国内物流事業における消費財物流の拡充と高付加価値業務の拡大 前中期経営計画で進展のあった消費財向け物流センター運営について、戦略的な拠点拡充を進める ことで更に競争力を強化するとともに、流通加工等付加価値の高い業務の一層の拡大を目指します。 (2)海外物流事業における中長期の成長に向けた事業基盤の強化 中国、東南アジアにおける既存海外拠点での収益モデルを確立し、日本と現地の一体となった営業推 進体制により現地国内物流など業容の拡大を進め、競争力のあるサービスの拡充により、より安定的 に収益、利益が拡大出来る体制を構築して行きます。 (3)不動産事業における資産価値向上と収益基盤の強化 保有資産の適切なメンテナンスと高品質なビル管理サービスの提供により、既存の賃貸用不動産の 資産価値向上を図るとともに、将来の新規資産の取得も視野に入れ、テナントのニーズに的確に対応 し、収益基盤の強化を目指します。 (4)経営基盤の強化促進 前中期経営計画で改善のあった財務体質の一層の強化に努めるとともに、コンプライアンスの徹底 やコーポレートガバナンスの強化により公正性、透明性、機動性の高い経営を実現します。また、長 期的な視野に立った人材の育成および人材の有効活用により、経営基盤の強化を図り、株主利益の向 上を目指します。 Ⅲ. 業績目標 本中期経営計画は、2017 年度(平成 29 年度)を開始年度、2019 年度(平成 31 年度)を最終年度 とする 3 ヵ年計画とし、2019 年度の連結業績として次の目標数値を達成します。 営業収益 670 億円 営業利益 40 億円 経常利益 40 億円 営業利益率 6.0%