井本商運/499G/T 型船「たからづか」が就航・神戸港初入港 物流全般 2023.06.17 499G/T 型船「たからづか」が就航・神戸港初入港 井本商運株式会社(本社:神戸市)は、愛媛県の山中造船株式会社においてかねてより建造中であっ た 499G/T 型コンテナ専用船「たからづか」(船主:有限会社鍋島回漕店)が阪神・瀬戸内・九州航路に 就航し、4 月 24 日神戸港に初入港しました。 本船は CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製固定ピッチ型プロペラを採用することで、プロペラの 軽量化・大直径化を実現するとともに、プロペラボスにエコキャップを取り付けることで、プロペラ背 後に発生するハブ渦を抑制することができエネルギーロスを最小に抑えています。 他にも山中造船株式会社独自の技術である「エラ船型」を採用するなど省エネ対策を施した最新鋭の 499G/T 型のコンテナ船です。 初入港セレモニーでは、阪神国際港湾株式会社の安川常務執行役員らが参列する中、神戸市みなと総 局の丸本海務課長が、神戸市を代表して歓迎の挨拶をした後、記念の楯が上野友彦船長に贈呈されまし た。また、マリンメイトから花束贈呈、神戸市から記念品として神戸ワインの贈呈が行われるなどの歓 迎を受けました。 当社は、コスト競争力強化の為、コンテナ船の大型化を目指しておりますが、その一方で貨物や航路 の特性を考慮した結果、まだまだ 499G/T 型船のニーズがあると判断し、2 月 27 日就航の「ときわ」に 引き続き今年 2 隻目の 499G/T 型船として「たからづか」の建造に至りました。今後も、国際フィーダ ー貨物と国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる海上コンテナ輸送の拡大を目指し、国際コン テナ戦略港湾の集荷に貢献し、我が国流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与してい く所存です。