日本貨物鉄道/平成28年度の コンテナ・車扱の合計は前年比 100・5% 物流全般 2023.06.17 平成28年度の輸送実績(速報) 1.輸送概況 平成 28 年度は、4 月の熊本地震、6 月から 9 月にかけての相次ぐ台風の接近・上陸など の影響により高速貨 1,447 本、専貨 30 本が運休となった(前年度は、高速貨 1,095 本、専 貨 17 本が運休)。特に 8 月下旬から 9 月上旬にかけての台風 10 号は北海道地区に甚大な 被害をもたらし、この影響で不通となっていた石勝線・根室線については、復旧までの間 トラック・船舶による代行輸送を実施した。 コンテナは、自動車部品が特に下期、自動車販売台数増加に伴い増送となったほか、化 学工業品が前年を上回った。また、トラックドライバー不足を背景に、飲料を中心とした 食料工業品や積合せ貨物が堅調に推移した。 一方、農産品・青果物が上期の九州地区での玉葱の生育不良に加えて、下期の台風 10 号 の影響を主因とした野菜類・馬鈴薯の減送、更には民間流通米輸送が低調に推移し、前年 を大きく下回った。また、紙・パルプが印刷紙・コート紙の需要の落ち込みにより減送と なった。その結果、コンテナ全体では前年比 99.4%となった。 車扱は、石油が 11 月に関東地区で記録的に早い積雪を観測するなど、冬季の気温低下に 伴い灯油を中心に増送となり、車扱全体では前年比 103.3%となった。 コンテナ・車扱の合計では、前年比 100.5%となった。 (略) 以下、詳細は下記アドレスを参照ください。 平成28年度の輸送実績(速報)