日本通運/新造RORO船「ひまわり8」の進水式を挙行 物流全般 2023.06.17 日通、新造RORO船「ひまわり8」の進水式を挙行 2017年3月31日 ~2017年9月、東京~北海道航路へ就航予定~ 当社は、東京~北海道航路で運航中の「ひまわり1」の代替船として「ひまわり8」を新造し、3月30日(木)に三菱重工業(株)殿下関造船所(山口県下関市)で進水式を執り行いました。 (進水式の様子) 新造船「ひまわり8」は、船首・船尾にランプウェイを装備し、トレーラ等がそのまま入り込めるRORO船(roll on/roll off ship)タイプの貨物船で、2013年4月に就航した「ひまわり7」の準同型船です。リフター(船内貨物用エレベーター)の可動範囲を1層分広げることで荷役の効率化を図るほか、上甲板部には危険品積載スペースを新設することで火薬類なども輸送可能です。 省エネルギー対応設備としては、「ひまわり7」と同様の装備のほか、インバータ駆動式海水冷却ポンプを新たに採用し、より燃費性能を向上させた仕様となっています。 同船は、本年9月に東京・中央防波堤内側内貿ふ頭へ回航した後、東京~北海道航路へ就航する予定です。 当社は今後も、多様化するお客様の物流ニーズに応えるため、国内海上輸送サービスのさらなる拡充を進めると同時に、企業の社会的責任として、環境に配慮した設備の導入を積極的に推進いたします。 【特長】 省エネルギー省エネルギー船型、高効率可変ピッチプロペラ、バルブ付リアクション型高性能舵、低摩擦塗料、電子制御式主機関、インバータ駆動式冷却海水ポンプの採用 荷役効率化危険物積載スペース(上甲板部)新設、船首・船尾ランプと艙内ランプ・リフター(船内貨物用エレベーター)配置の最適化 その他バウ・スタンスラスタ(離着岸性能向上)、フィンスタビライザ(動揺軽減)の採用 【主な仕様】 全長 : 約166.90m 全幅 : 27.00m 深さ : 23.27m 満載喫水 : 6.85m 総トン数 : 約10,620t 車両搭載台数 : トレーラシャーシ×約177台乗用車×約95台 定員 : 25名(船員14名、旅客11名) 航海速力 : 約23.0ノット