物流ニュース

SGH財団は、がんの専門知識や最新情報を一般市民を対象に分かりやすく紹介する市民公開講座を2002年度から毎年開催しています。今年で15回目となる今回の市民公開講座は、近年、男女ともに罹患率の増加している大腸がんをテーマに、「こんなに進んだ大腸がん診療！」と題して開催し、800名を超える方々にご聴講いただきました。
本講座は、日本赤十字社和歌山医療センター院長・京都大学大学院医学研究科特命教授の平岡 真寛氏のコーディネートにより、基調講演「大腸がんとは？」を大阪大学医学部消化器外科教授の森 正樹氏に、「大腸がんの診断と内視鏡による優しい治療」を広島大学病院内視鏡診療科教授の田中 信治氏に、「最新の大腸がん手術～美しく優しい手術～」を札幌医科大学消化器・総合、乳腺・内分泌外科学教授の竹政 伊知朗氏に、「大腸がん化学療法と自分らしい生活の両立」を大阪大学医学部先進癌薬物療法開発学助教の工藤 敏啓氏にそれぞれご講演いただきました。また、パネルディスカッションでは、司会に森 正樹氏、パネリストに田中 信治氏、竹政 伊知朗氏、工藤 敏啓氏を迎え、来場者から寄せられた質問にご回答いただきました。
参加者の方々は熱心に耳を傾け、「映像が充分に取り入れられ、大変わかりやすく参考になった」、「著名な先生方の講演を聴くことができ、大変有意義だった」や「是非、また受講したい」など本講座への高い評価をいただきました。今回の市民公開講座を通して、がんについての理解を深めていただける機会となりました。

公益財団法人SGH財団について

SGH財団は、国際的で活力ある社会の創造に向け、多面的かつ幅広く社会活動に寄与することを目的に2015年4月1日に旧佐川留学生奨学財団を母体として、一般財団法人佐川国際経済協力会および公益財団法人佐川がん研究振興財団を吸収合併し、同時に名称を公益財団法人SGH財団に変更し、新たにスタートいたしました。
SGH財団の事業の一つであるがん研究振興事業は、医療福祉の向上に寄与することを目的にがんに関する基礎研究および応用治療研究に対する助成・褒賞等の支援事業を行っております。また、2003年からは「がん」の予防、診断、治療に関する最新情報を、第一線で活躍されている先生方に講演いただく「がん市民公開講座」を毎年開催しております。
なお、SGH財団は他事業として、留学生奨学事業、国際経済協力事業を行っており、社会から受けた恩恵を広く還元しております。