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パナソニック産機システムズ/IoT、Aiを活用した 「食品小売業向け冷蔵/冷凍設備運用サービス エスクーボシーズ」を提供開始

物流システム 2023.06.17

IoT、Aiを活用した
「食品小売業向け冷蔵/冷凍設備運用サービス”エスクーボシーズ”」
を提供開始

食品小売企業の効率的な店舗開発・EMS・保全業務を支援

名称 食品小売業向け冷蔵/冷凍設備運用サービス
“S-cubo+Cs(エスクーボシーズ)※1
愛称ロゴ
提供開始日 2017年4月1日

パナソニック産機システムズ株式会社は、スーパーマーケットなどの食品小売企業の効率的な店舗開発やエネルギーマネジメント、保全業務を支援する「食品小売業向け冷蔵/冷凍設備運用サービス”エスクーボシーズ”」の提供を2017年4月1日より開始します。

本サービスは、パナソニックが食品小売企業にかわって、冷凍・冷蔵設備の導入から省エネ運用・保守メンテナンスまでを月々のサービス利用料にて一括で行うサービスです。初期投資コストと運用にかかわる業務負担を抑え、”食品を冷やす”という価値自体を提供するものです。
具体的には、店舗の設備の状況分析を行い、投資する店舗の選定を支援します。また、IoTを活用した遠隔監視により故障予知を行いながらメンテナンス効率を上げ、Aiを活用して運転データを解析。遠隔制御することで店舗環境にあわせた省エネ運転を行います。投資する店舗の選定から、遠隔監視制御による保守メンテナンスの効率化と省エネ運用までのトータルサービスを行うことで、メンテナンスコストやエネルギーコストを抑えるとともに、限られた投資予算の中でより多くの店舗改装が可能となり、効率的な事業経営を支援します。

パナソニック産機システムズ株式会社は、「エスクーボシーズ」をはじめとするクラウドサービスビジネスで2018年度100億円の売上を目指します。

なお、本サービスは、2017年2月15日(水)~17日(金)まで幕張メッセで開催される「第51回 スーパーマーケット・トレードショー2017」のパナソニックブースに出展します。

【冷蔵/冷凍設備運用サービス”エスクーボシーズ”のサービス概要】

食品小売企業は、売上や収支を向上させるために、限られた予算の中で新規出店や改装店舗の選定や老朽化設備の入替選定をおこない、かつエネルギー消費量やメンテナンス費用といった店舗運営コストを抑える必要があり、効率的な投資を実現する店舗や設備の選定と運用に関する業務負担が課題となっています。これらの課題に対して2015年2月に提供開始した「店舗向け遠隔データサービス”エスクーボ”」を活用して、効率的な店舗開発と保全業務の支援を行うのが新サービス「エスクーボシーズ」です。

1)「冷やす価値」の提供による業務負担の低減

冷凍・冷蔵ショーケースや業務用冷蔵庫等の冷設システムの導入からメンテナンス、省エネ運用までを月額の利用料にて行うサービスです。店舗状況に応じた省エネ保証と冷蔵・冷凍設備の温度管理を行います。これによりお客様は日々の省エネ運用や保全作業といった業務負担を大幅に減らしつつ、常に冷えたショーケースを利用することができます。

2)IoTとAiの活用によるトータルライフサイクルコストの削減

本サービスにより導入する設備システムの運転データはインターネット経由でパナソニックのクラウドサービス「エスクーボ」に蓄積します。遠隔監視を行うことで異常時の早期対応を行うとともに、ビックデータを解析することで冷媒漏えいや着霜といった異常も早期に検出が可能。これにより「不具合が出る前に小さく直す」ことでメンテナンス工数の削減ができるとともに、温度異常の頻度を減らすことが可能となります。またクラウドに蓄積された設備運転データとエネルギーデータをAiの技術を用いて解析し、実店舗環境における負荷にあわせた圧縮機等の運転制御を行うことで省エネ運転を実現します。
店舗開発のシステム設計支援から、省エネ運用、メンテナンスまでをトータルでサービス提供することにより、設備の導入とメンテナンスコスト、エネルギーコストをあわせた店舗の「トータルライフサイクルコスト」を抑えます。

3)積極的な店舗改装や老朽化設備の入替を支援

食品小売企業は、売上や顧客サービスを向上させるために改装や新規出店を行いますが、同時にエネルギーコストを抑えるための省エネ設備の導入や老朽化した設備機器の入替、さらには、どの優先順位で投資を行うべきなのか定量的・定性的に分析判断し効率的に行うこと必要です。これらの課題に対して本サービスを用いることで、設備導入時の初期投資負担と省エネ運用やメンテナンスに関わる業務負担を抑えるとともに、故障やエネルギーロスといった設備運用にかかわるリスク負担も減少されることで、計画的かつ多店舗での設備投資が行いやすくなります。
また既存店舗の冷凍・冷蔵設備を検査や必要に応じて修繕や塗装を行った上で、チェーン店舗の他店に再活用(リファービッシュ)するサービスもはじめます。再活用した機器は、新しいシステムと同様に遠隔監視と省エネ運用・メンテナンスをパナソニックが行うことで「冷やす価値」を提供します。新システムの導入と既存システムの再活用を組み合わせて月額サービス利用料を抑えることにより、積極的な店舗改装と老朽化設備の入替を支援します。

ホームページURL https://s-cubo.biz/

【お問い合わせ先】

パナソニック産機システムズ株式会社
コールドチェーン営業本部 CCマーケティング統括部ストアプランニング部 担当:藤田
〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1番2号 電話:03-6364-3448(直通)

<参考資料>

【遠隔データサービス”エスクーボ”の概要】

「遠隔データサービス”S-cubo(エスクーボ)”」はこれまでに15,000店舗以上に提供実績があり、次の3つのクラウドサービスを展開しています。(1)温度と電力の見える化ツールとして2011年から提供を開始している「遠隔運用サービス”ERMOS(エレモス)※3“」。(2)多種多様な設備機器の情報をインターネット上で一元管理し、いつでも簡単に閲覧が可能な「遠隔管理サービス”設備台帳システム”」。(3)機器の異常発生時などに機器の運転データを分析し、問題箇所を早期に発見する「遠隔保守サービス”プロメンテツール”」。これら複数のサービスを融合することで、エネルギー管理、温度品質管理、設備管理、保守管理のための統合的なデータを遠隔で提供していきます。
クラウドに収集されたビッグデータを解析し、機器の異常の早期発見やエネルギー使用の問題分析、機器の運転連携による省エネ化のサービス等を提供していきます。

【用語解説】

※1 S-cubo/エスクーボ 店舗(Store)の資産保全・活用をスマート(Smart)に行うことを目指したシステム「Smart Store System」として、3つの「S」と、スペイン語で3乗の「cubo」をあわせた造語。
※2 S-cubo+Cs/エスクーボシーズ 「S-cubo」を活用して、3つの「CS」((1)Cool&Safe、(2)Consulting Services、(3)Customer Satisfaction)を実現することを目指してつくられた造語。
※3 ERMOS/エレモス Energy Remote Monitoring Systemの略。
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